今日も今日とてディスカバー!
言えたらちょっとかっこいい英語フレーズ
2年前、僕のパートナーであるJの幼なじみがフロリダ州から訪れた時のこと。Jの幼少期がどんなだったが知りたかった僕は、ふたりの昔話をいろいろと聞いていました。今ではガタイが良く、ひげをたくわえた立派な男性のJも、当時はかなり臆病だったようです。
たとえば、小学校低学年の頃、ふたりがお泊まり会をした時の話。Jが普段は両親から止められているホラー映画を観ようと提案。一緒に毛布にくるまりながら、映画を観始めたところ……最初に言い出したJが泣き出してしまい、ファンタジー映画に変えたそうな。ここで、今回の英語フレーズです。幼なじみ君いわく、
「We only watched about 15 minutes of the movie but J began to bawl his eyes out.」
最初の15分くらいしか観ていないのに、Jはギャン泣きしちゃった。
とのことでした。「Bawl (one’s) eyes out」は、大声で泣くという意味で使われます。 Bawlには叫ぶ、わめく、怒鳴るといった意味があり、ややネガティブなイメージ。「The boss bawls her out.」(上司が彼女を叱る)など、普段は「Bawl (人) out」として使う場合が多く、人の代わりにeyesが入ることによって、泣くという意味に変わるのがポイントです。
このBawlは、バスケットボールやバレーボールのBallと、全く同じ発音! 僕はこの幼なじみ君の話を聞くまでBawlという単語を知りませんでした。初めて、このフレーズを耳にした時は、「ボール(Ball)って動詞にもなるんや!」って思ったくらい(笑)。発音はbˈɔːl(Bawl/Ball)となります。ちなみに、お好み焼きを作る時に使うあのボウルの発音はbóʊl(Bowl)です。
実はJがチキンだった!? という話ですが、どんなストーリーにもふたつの側面があると言われるように、まだ続きがあったのです。Jいわく、開始早々で泣き出したのは幼なじみ君のほうだとか。いや、どっちでもいいわっ!