第23回 たぶん~だろう
Question:
日本語でよく「たぶん~だろう」と、推量の意味で言い表すことがあります。英語でもいろいろな「たぶん」の表現があるようですが、どんな違いがあるのでしょうか。
Answer:
たとえば、「彼はたぶん、市の図書館に行くでしょう。」と言うとき、すぐ思い浮かぶのが「He probably will go to the city library.」です。この場合の「たぶん」は、かなり高い確率で彼は行くだろうという意味です。同じ「たぶん」でも「He perhaps will go to the city library?」となると、「行くかもしれないな」といったニュアンスになります。疑問文ではありませんが、話し言葉では語尾が上がり、書く際には最後に「?」が付きます。
「たぶん」には、この2つのほかに副詞の「maybe」があり、また「may be」、「might be」という「助動詞+be動詞」もあるのは学校でも習ったと思います。maybe は文頭に置き、「Maybe, he will go~」となります。「maybe」も「may be」も、半分くらいの確率の「たぶん」という感じです。これに対して、「He might be going to the library.」の場合は、同じ「たぶん」でもかなり弱く、「どちらかと言えば、行かないだろう」という意味になります。