ジーン・フアレスを始めとするシアトル地区の美容院で、新たなリサイクル活動が開始されている。グリーンサイクル・サロンズというリサイクル団体の協力のもと、各美容院では、切った毛髪や染髪などに使ったアルミホイルを捨てずにリサイクルしている。
染髪などに使用されたアルミホイルは、アルミニウムに再生される。また、毛髪は、ナイロン性のストッキングに詰められオイルフェンス＊としてリサイクルされる。毛髪はとても吸収性が高いため、石油などの流出油を吸い取ることができる。さらに毛髪製のオイルフェンスは一度使用したあとに、洗浄し再利用することができるとのこと。
グリーンサイクル・サロンズは、昨年は40万パウンド(約181.4トン)の毛髪を回収したと見積もっている。
ジーン・フアレスではリサイクル費用として1～2ドルを通常料金に上乗せしており、顧客には料金上乗せの理由の説明をしている。
＊オイルフェンスとは海上での流出油の移動・拡散を食い止めるための浮遊堤のこと。
関連記事はこちら→King.5
