居酒屋スタイルの料理とラーメンが人気の「よろしく（YOROSHIKU）」では、ディナータイムにベジタブル丼（Vegetable Donburi$12）を提供している。
「野菜をたくさん食べてもらいたい」。そんな思いからつくられたベジタブル丼には、キャベツ、タマネギ、ニンジン、ホウレンソウ、モヤシ、季節の野菜の野菜炒めと、オーガニックの揚げ豆腐がのっている。タレには、北海道出身のオーナーならではの味噌バターソースが使われている。
見た目にボリュームたっぷりで、「全部食べきれるかな？」と最初は心配になるが、ご飯の量は少なめで、最後までおいしく食べられるようにとの気遣いがうかがわれる。
揚げ豆腐は、オーガニックの豆腐を店内で揚げて作ったもので、脂っこさが全くなく、カリカリの表面と、大豆の味がしっかりするクリーミーな豆腐が、味噌バターソースと絶妙にマッチ。1 切れは大きいのだが、2 切れ、3 切れとどんどん箸が進む。
この日の野菜炒めには、上記の野菜の他に、シイタケ、赤と黄色のピーマンなどが入っていて、彩りも鮮やか。シャキシャキとした歯ごたえの野菜とクリーミーな豆腐のコントラストが楽しめる。味噌バターの味が際立つようにと、野菜炒め自体には味付けがされておらず、たっぷりとかかったソースと絡めて食べると丁度良い。ベジタリアンが多い地域柄、「いつもこれを注文されるコアなファンもいらっしゃいますよ」と語るのはオーナーの一人、小林圭輔さん。
丼の他にも、ワイルドサーモンのカルパッチョ（Wild Salmon Carpaccio $12）と北海道風から揚げ、ザンギ（Zangi $8）はオープン当初から大人気で、来店客の8 割が注文するそうだ。ごま油の香りが食欲をそそるカルパッチョは、ドーム状に盛り付けられていて、中に何が入っているのかワクワクする一品。舌触りがなめらかで脂がしっかりのったサーモンを1 切れ食べると、中にはイタリアンパセリのガーニッシュが入っている。別々に食べたり、ガーニッシュをサーモンに巻いて食べたり、楽しみ方は色々だ。
ザンギは北海道風、鶏肉のから揚げ。食べる前から醤油の香ばしい匂いが漂う。サクサクの衣とふっくらジューシーな鶏肉にはしっかり味がついているのでそのままで食べたい。付け合わせのレモンを絞っていただくのもさっぱりとして美味。お酒のおつまみにも、ご飯のおかずにもピッタリだ。同店では、4 月12 日からのレストランウィークで、前回大好評だったスモークラーメンを提供する。テーブルでクロッシュを開けると煙がもくもくと上がるというエンターテイメント性に富んだ一品だ。他にも、通常メニューにはないこの時だけの特別メニューを準備している。
YOROSHIKU
1913 N. 45th St., Seattle
☎ 206-547-4649
yoroshikuseattle.com
www.facebook.com/4649seattle
営業時間：
［ランチ］火～日 11:30am～2pm
［ ディナー］火～ 木 5pm ～10pm、金・土 5pm ～11pm、日 5pm～9pm
［ハッピーアワー］火～土 5pm～6:30pm、金・土 9pm～11pm
ワイルドサーモンのカルパッチョ＄12(奥) 電話、オンラインでの予約・注文可
