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料理教室@パイクプレイス・マーケット イート・シアトル

料理教室@パイクプレイス・マーケット
イート・シアトル

(取材・文:小川祐理子)

シアトルの魅力のひとつは、食の豊かさ。市場やスーパーマーケットには地元の食材、ダイナミックな大きさのシーフードがズラリと並んでいる。シアトルの食材を自宅でもおいしく調理したい、ローカルな食文化にもっと密着したいと思い立ち、イート・シアトル主催の料理教室に参加した。

▲▼ 参加者と楽しくコミュニケーション取りながらデモンストレーションをするシェフ

この日、パイクプレイス・マーケットの中のアトリウム・キッチンで行われている3時間のクラスを受講したのは、筆者を含めて12名。デモンストレーション+調理+試食+フード・ツアーと盛りだくさんの内容で、しかも受講中は好きなだけワインが飲めるという、うれしい特典まで! ワイングラスを片手に、前菜のベリーとルッコラのサラダ、主菜のキングサーモンのロースト、デザートの自家製キャラメルソース添えチョコレートブラウニーと、3品を作った。使用する食材のほとんどは、実際にパイクプレイス・マーケットで売られているものだ。

シェフによるデモンストレーションでは、「焼く前に15分以上常温で寝かせる」、「中身がまだ透き通っているタイミングで温度を変える」といったサーモンの焼き方から、包丁の正しい使い方やソースの混ぜ具合など基本的なことまで、丁寧に教わった。その次はいよいよ調理の実践。各参加者で役割分担をし、力を合わせて料理を仕上げる。付け合わせの担当になった私は、12人分のジャガイモをひたすら切りまくった。そして、仕上げた料理をみんなで試食。ワインと一緒に3コースをがっつり味わった。

今回の主菜サーモンのローストラベンダー風味のアイオリソースとローストポテトを添えて

シメは、シェフのガイド付きフード・ツアー。パイクプレイス・マーケットをシェフが案内してくれるのだが、その間、市場に関するうんちくや食材の選び方など、普段はあまり知ることのない情報を教えてくれた。

お腹いっぱい、シアトルの食を学んだ今回のクラス。次回のメニューも楽しみだ。

小川 祐理子
2017年上智大学卒。在学中はフランス語を専攻し、リヨンへ留学。卒業後は公益財団で2年間勤務したあと、留学する夫に付き添いシアトルへ。これまで旅した国約30カ国、訪れた日本の飲食店約750軒というほど旅行と美味しいものが大好き。