クリスマスケーキ選びに頭を悩ませる季節。新しもの好きのソイソースグルメ班スタッフが見つけた、とっておきをこっそり教えます。
日本では目移りしてしまうくらい種類が豊富なクリスマスケーキも、もともと食べる習慣がないアメリカではそうもいかない。よく知られた店以外にも、日本人の口に合って見た目が美しいケーキはないものか……。と、筆者がリサーチを重ねてたどり着いたのが、ロシア出身のパティシエ、バレリア・クーリコバさんが手掛けるフロム・ブイ・ウィズ・ラブ・ケイクスだ。
日本人になじみのあるスポンジケーキではなく、近年人気上昇中のミラーケーキと呼ばれるタイプがシグネチャー。艷やかなグレーズがかかる表面は鏡のように光り、中にはムースケーキがぎっしりと詰まる。材料のほとんどはヨーロッパ産というこだわりっぷりで、チョコレートは世界最高峰のヴァローナ社とカカオ・ベリー社のものを使用。保存料など人工的な添加物は一切含まず、注文ごとに丁寧な手作業で仕上げられる。
直径約18センチ、4、5人前のサイズを注文してみた。ウェブサイトのフォームからオンラインで予約し、指定日にマウントベイカーにあるキッチンで引き取るという流れ。料金はハート型で40ドルから、ラウンド型で65ドルからとあり、デザインやデコーレーションによって変動する。数十種類のフレーバーのうち、パッションフルーツとキャラメルを選択した。
いざ実食! 薄いスポンジをベースにパッションフルーツとキャラメルのムース層が重なっている。甘めのスポンジにパッションフルーツの酸味が良く合い後味もスッキリさわやか、文句なしのおいしさだ。グルテンフリーで、素材の味がしっかり感じられるのもうれしい。写真の通りビジュアルも秀逸。
カスタムオーダーにも対応するので、クリスマスはもちろん、その他季節のイベント、誕生日や記念日などシチュエーションに合わせて注文できる。まずはお試しという人には、定期的に発売されるサンプル・ボックスがおすすめ。さまざまなデザインのケーキが写真で並ぶインスタグラムも要チェックだ。
From V with Love Cakes
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