
昨年2月に開業し、1周年を迎えた弁当専門店。ワシントン州日米協会のスモール・ビジネス・レジリエンシー・プログラム(SBRP)を活用し、シアトル日系退役軍人ホールの厨房で調理を行っている。ケータリングやイベントでの出店に加え、サブスクリプションサービス(定期注文)も受け付け中!
サブスクリプションサービスは、申し込んだ回数分の弁当が毎週自宅に届く。配送エリアはシアトル、ベルビュー、レドモンド、エバレットなど幅広く対応
米を主食とする習慣のないアメリカ人向けに提供する弁当は、飽きさせない工夫が必須。最後まで楽しんでもらえるよう、白米の量や味付けに試行錯誤を重ねてきた。「幕の内弁当」のように数種類のおかずを少しずつ味わえる弁当はアメリカでは珍しく、品数の多さが好評を得ている。
ルーメン・フィールドでも、カレーや焼きそばを販売
イベントでの販売は、市のライセンスや保健所の規定に沿いながら、安心して楽しめる日本食を届けることを大切にしている。販売開始前には保健所の担当者がブースに訪れ、食材の温度管理をチェック。また調理から4時間以内に販売を終える必要があるため、綿密な段取りが不可欠だ。事前にキッチンで下ごしらえを済ませ、焼きそば、カレー、唐揚げ棒などを会場で仕上げることで、出来立ての温かい料理を提供している。日本食が少ない野外イベントでは珍しいメニューは重宝され、客のみならず、他ベンダーに商品の交換をねだられるほどの人気を博す。
昨年のこどもの日に販売した「ちらし寿司弁当」。アメリカで育つ子どもに日本の味を知ってもらいたいと願う人たちからの依頼も
客層を広げるため、子ども向けの弁当にも力を入れている。たこ焼きやタコさんウィンナー、キャラクターのふりかけを使うなど、キッズに喜ばれる工夫 が 満 載! 季節ごとの弁当も展開しており、4月はお花見弁当、5月は端午の節句弁当を計画中。将来的にはクラウドファンディングで資金を募り、小さな店舗を構えることも視野に入れている。
利用者に寄り添い、おいしさを追求する「ドスコイ・ジャパニーズ・ケータリング」の勢いは増すばかり。今日も満腹、ごっつあんです!
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