Home グルメ レストラン ペクチョン・コリアン・バー...

ペクチョン・コリアン・バーベキュー/ Baekjeong Korean Barbecue 〜人気のお店訪問

昨年9月、ロサンゼルスのコリアン・タウンで人気ナンバーワンの呼び声高い韓国式の焼肉専門店が、ノースウエスト初の店舗をリンウッドにオープンしました。韓国人お墨付きの有名店の味に、ソイソース・グルメ班も虜に!

取材・文:本田絢乃

ペクチョン・コリアン・バーベキュー/
Baekjeong Korean Barbecue

韓国料理店がひしめくリンウッドへの進出が話題となっているのが、韓国の国民的タレント、カン・ホドンさんがプロデュースするペクチョン・コリアン・バーベキュー。韓国語で「肉屋」を意味するペクチョンは、本国で6店舗、北米ではカリフォルニアを中心に7店舗を展開し、このアルダーウッド・モール店が8店舗目となる。オープンから半年経った現在も、週末は混雑必至の繁盛店だ。筆者が来店した2月11日は、韓国でアーティストとして活躍するDJ KOOさんとKOMAさんによるライブ・アート・イベントも開催された。

DJ KOOさんとKOMAさんがコラボレーションにより幅3メートルほどのウォールアートをライブで制作シアトルをイメージして描かれている
夜市の活気を再現した店内モダンなソウルの街のエッセンスも取り入れられ本場韓国さながら

この店の名物となっているのが、いろいろな品がセットになったコンボ・メニュー。創業者のホドンさんお気に入りのコンボを筆頭に、ポーク・コンボ、ビーフ・コンボの3種類が、それぞれスモール(2人前)とラージ(4人前)のサイズで用意されている。今回の取材で試したのは、ビーフ・コンボのラージ・サイズ($142)。ブリスケットの薄切り、たれに漬け込んだカルビ(ショートリブ)、素焼き用のカルビまたはリブアイの盛り合わせにチゲまで付く、大満足の内容だ。中央の円形鉄板で肉を、外側の溝で韓国風卵焼きのランチムや、チーズ・コーンを焼き、一緒にいただくのが近年流行りのスタイルだそう。チーズ・コーンは時間が経つと焦げるので、最初に出されるブリスケットに、フォンデュのように絡めながら食べるのが筆者のおすすめ。自家製だれをたっぷりまとったカルビは、パンチの効いたニンニクの香りが食欲をそそり、スタミナ満点だ。

肉を焼くのはフレンドリーなスタッフにお任せあっさりとした口当たりのつけだれに玉ネギと唐辛子ワサビを添えてパンチャンと呼ばれるキムチなどの総菜4種類とサラダ2種類は元々セットで付くお代わりも自由

ペクチョンで扱う牛肉は、米国農務省(USDA)最高ランクの「プライム」のみ。全て注文を受けてからカットされるため、常に新鮮な状態で提供される。運ばれてくる肉を見れば、冷凍品との違いは一目瞭然! 肉をカットする様子は、ガラス越しに見ることができる。

種類から選べる素焼きの肉は厚さ15センチほどのリブアイをチョイス肉のうま味を直球で感じられる一品だ肉はベストなタイミングで切り分けてもらえる

 

チゲはキムチかテンジャンから好きなほうを選択
焼肉のあとの締めにはやっぱり冷麺 特に甘辛のたれが決め手のビビン麺$17は要チェック

ランチ、ディナー共に年中無休で営業し、予約は受け付けていない。満席の場合は、その場で名前と電話番号を登録しておくと、席の用意ができたらテキスト(SMS)で教えてもらえる。モール内で時間を潰せるため、待ち時間があってもさほど気にならないだろう。

Baekjeong Korean Barbecue
3000 184th St. SW., #922, Lynnwood, WA 98037
営業時間:月~木 11:30am ~ 10pm、金 11:30am ~ 12am、
土 11am ~ 12am、日 11am ~ 10pm
☎︎425-490-6328
www.baekjeongkbbq.com/lynnwood

本田 絢乃
大阪府出身。2021年3月より、夫の赴任によりシアトルへ帯同。東京で約10年、ファッションPRの仕事に従事していた。趣味はカフェ巡り、バレエ鑑賞、アート。