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ボディビル大会に出場してみた!

ボディビル大会に出場!

アメリカと言えばマッチョ!シアトルは筋肉よりも知的なイメージの都市ですが、それでも日本と比べると多くの大会が開かれています。そして、春から夏は大会シーズン。トレーニ ング歴3年のソイソース記者インターンが、4月20日にアーリントンで行われた「ワシントン 州ナチュラル・ピュージェット・サウンド・プロ・アム」に初めて出場しました!

取材・文:窪田進一朗

ボディビル競技にはいくつかの部門がある。違いを簡潔に言うと、マッチョの中のマッチョがボディビル、マッチョの中の細マッチョがフィジークだ。今回参加したのは、このフィジークのアマチュア部門。フィジークでは逆三角形の体型が重視され、アスレチックな体が理想となる。

会場となったバイネス・パフォーミング・アー ツ・センターには、プロ・アマチュア合わせて80人ほどのアスリートが集まった。多くはシアトル近郊からの参加だが、隣のオレゴン州、そのまた隣のカリフォルニア州からの参加者もいた。

朝から始まった大会。出番は午後2時頃だったので、午前中は会場で試合観戦をすることにした。日本のボディビル大会では「腹筋板チョコ!」、「そこまで絞るには眠れない夜もあっただろ!」など独特なかけ声も大会の見どころ(?)のひとつだが、アメリカではそこまで凝ってはいない。「グレート・ポーズ!」や「グッジョブ!」などの声援が周りから聞こえた。

昼を過ぎると控室のムードも変わってくる。リラックスして試合観戦していたところから一転、参加者は黙々と栄養補給やポーズの確認をし始める。ステージに出る直前、ス テージ裏にはダンベルやチューブが用意さ れ、選手たちはそれぞれウォーミングアップをして試合に臨む。

いよいよ出番となるステージ裏の風景

いよいよステージに登る時が来た!ステージでは3つある規定のポーズを順番に何度も取る。その間、全身の力を抜かないようにキープしなければならない。目の前には300人ほどの観客。背中が何度もつりそうになるのをこらえながら、なんとか頑張った。

全ての部門の審査が終わると、結果発表と表彰式に移る。出番が最後だったので、ステージ上での興奮が冷めないまま発表の瞬間を迎えた。そして、肝心の成績はというと…… 全く歯が立たなかった。もう2、3年鍛え直して、また挑戦してみたい。

窪田 進一朗
北米報知社記者インターン。2018年に早稲田大学卒業後、同年9月からシアトルに留学中。趣味のボディビルは大学在学中から続けており、シアトルで行われた大会にも参加し た。メディアへの就職を考え、北米報知社で修行中。