新年の第1回目は、日本人の象徴である早咲きの彼岸桜でお正月を祝います。ノースウエストで有名な「オレゴングレープ」はヒイラギの一種で、オレゴンの州花でもあります。日本では「ヒイラギ南天」が一番近いでしょう。華やかさを出すために葉をところどころ金色に着色して使います。真紅のバラを中央に配し、エレガントな迎え花でおもてなしいたしましょう。
花器:
- 茶色投げ入れ
花材:
- 彼岸桜2本
*彼岸桜 – つぼみが固い時は、2週間ほど家の中に置いておき、つぼみが膨らんだ頃を見計らって使う - オレゴングレープ10本
- バラ3本
- 添え木1本
- 一文字1本
生け方:
- 彼岸桜(長いもの)の枝の根元をハサミで二つに割り、そこに添え木を咬ませて、器に戻してしっかり立てる。枝を固定させるために、添え木をかませた接点に一文字の枝を横にして、器の口元に挟む。
- オレゴングレープの枝ぶりは葉が付いたところが面になっているため、その面が表を向くように器に入れていく。枝は硬くためがきかないので、半分に折って角度をつける。長めのものを右側45度前に倒し、折りだめをして挿す。同じく右側に3本ほどかためるように挿していく。
- オレゴングレープを、同じように右脇、後ろ、前の器の口元にも挿す。
- 短めの彼岸桜を右側前に90度ほど傾けて挿す。
- バラは中央やや左側、前方90度に傾けて挿し、2本のバラが前から見て重なるようにする。
- その後1本のバラをやや上、長めに挿す。
*詳しい生け方はYouTube動画でご覧下さい。
[花ごよみ]