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一足早い秋

実物で、一足早い秋の演出をいたしま しょう。今回使うのは、クランベリーブッシュという花材です。       6月になると淡いクリーク色の小花をつけ、...

盛夏に清涼感を

  例年にない晴天続きの今年。涼しさを少しでも家の中にと、シンプルな線で伸びやかに生けました。     使ったのは、節々に黒く短いさや状の葉が付いた独特な...

涼やか水中花

初夏にふさわしい印象を持つテッセンは、上品な色と美しい形が好まれる花材です。水切り後に茎をつぶして生けると花持ちが良いと言われています。茎はとても細いので、長く使うときは他の花材に絡ませて使うとい...

緑のいろいろ

夏を感じるこの頃、いろいろな緑を使っていけばなを生けました。緑色にも、深い色、明るい色、渋めの色、鮮やかな色とあるもので、特にこの季節は新緑が美しいです。ただし、新緑の薄い緑色の葉は、繊細で弱い枝や葉...

西洋シャクナゲとヒマラヤスギ

初夏を思わせるこの季節のノースウエストは、ここそこにシャクナゲが咲いています。今回使うのは西洋シャクナゲといって、日本産のものより花が大きく豪華な赤のふちどりの花材です。一枝でも、大量に使っても持ち味...

レンギョウと椿

長く伸びた枝に鮮やかな黄色の小さい花を点々と咲かせるレンギョウ。春の花木の代表的な存在です。枝はアーチ状に湾曲したり、つる性を帯びたものなどさまざまですが、どれも枝ぶりを生かします。枝は空中で折れやす...

春の花木

春一番に黄色い小花をつけるサンシュユ。枝は柔軟でためがきくので、枝ぶりを整えたり好みの形を作ることができます。多くの花材と調和し、水揚げも良いのですが、花は満開を過ぎるとパラパラと落ちるので置く場所を...

葉物を使って

一足早くグリーンでさわやかな春を演出しましょう。 特異な切れ込みや穴のある形態から「怪物(モンスター)のような」という属名を付けられたモンステラの葉、観葉植物としてもよく見かけます。今回は2枚の葉...

正月花

新年の第1回目は、日本人の象徴である早咲きの彼岸桜でお正月を祝います。ノースウエストで有名な「オレゴングレープ」はヒイラギの一種で、オレゴンの州花でもあります。日本では「ヒイラギ南天」が一番近いでしょ...

クリスマスいけばな

庭で見つけたキウイのつるが、しばらく見ないうちに絡まって面白い形をしていました。クリスマスらしく白く着色して、華やかさを出します。葉を取れば水はいらないですし、生のつるはやわらかく、ためがきく(曲げら...

パンパスグラス

アメリカの草原に生えるイネ科の植物、白銀葦とも呼ばれる植物です。ふさふさとした長い銀白色の花を穂状につけます。この花材はすくっと立てて堂々とした自然の姿を生けます。存在感があるため1、2本でも充分空間...

ノバラの実(ローズヒップ)

バラの原種のひとつで、初夏から夏にかけて枝先に濃いピンクの花を咲かせます。郊外に行くと、森の入り口やトレイルなどでよく見られます。ノースウエストのノバラは日本の「ハマナス」に一番近いのではないでしょう...

夏のなごりヒャクニチソウ

夏花壇の花として親しまれているヒャクニチソウは、花が変色せず長もちをすることからその名がついています。花の形も一重や八重、大輪から小輪、ポンポン咲き、ダリア咲きなど変化に富んでいるので、種類によってい...

葉物で涼やかに

照りつける太陽が眩しい季節です。こんな時には涼やかにすっきりと葉物をメインに生けてみましょう。 この時期、アヤメやショウブの葉はすくすくと伸びて1メートル近くになります。花が終わったアヤメの...

ワイングラスにアレンジ!

7月はアジサイの季節、うすい緑から水色、ピンク色、紫と豊富な色があり、華やかで、ノースウエストの夏には欠かせない花材です。 アジサイには、原種といわれる額アジサイと品種改良した西洋アジサイがあります...

キイチゴ

早春に伸びた枝の節々から美しい新芽が出て、葉はやがて鮮やかな緑色となり、初夏には食用にもなる赤い実をつけます。ノースウエストでもよく見かけるラズベリー、ブラックベリー、サーモンベリーなどを総称してキイ...

ライラック

庭先に白、ピンク、薄紫、紫と多彩な色とともに香りを運んでくれるライラック。昔から数多くの文学に登場していて、トルストイの『復活』の白いライラックは有名です。日本には明治時代中頃にヨーロッパから入り、観...

ミニアチュール

身近なものを使って簡単に生けることができる、ミニアチュールをご紹介しましょう。家にある空き瓶や、香水瓶、ワイングラスなど小さな容器を使います。ひとつの花器に1輪だけ挿してもよく、簡単に楽しめるのが魅力...

梅と椿

冬の寒さの中で真っ先にほころぶ花、梅は、ふくいくたる香りとともに春の到来を告げます。 松などと並んで祝い花の花材として代表的なもので、古くから日本人に愛されてきた花木です。 中国原産と言われ、万葉集に...

バレンタインデー

バレンタインにちなんで、ハート形のおばけアンセリウムを使いましょう。定番のバラとは一味違った、個性豊かなバレンタインデーの生けばなもよいの ではないしょうか。熱帯原産の植物なので少し値は張りますが、2...

正月花

年始めは、マツを使った正月花です。マツは、冬の寒さに耐え四季を通じて緑で樹齢が長いため、長寿を象徴する、めでたい花材として古くから使われてきました。お正月の迎え花には最適です。ただし、松葉を減らして枝...

クリスマス花

クリスマスのシンボルカラーの中でも幸せの象徴であるといわれる赤を主役に、クリスマス花を生けます。使うのはポインセチア。赤く色づいてとても美しいのですが、この赤い部分は花ではなく、若い花を保護する苞葉(...

秋のなごりのまぜ挿し

今回は、今にも散りそうな紅葉したブルーベリーの葉を足元に配し、5 種類の花材を使った「まぜ挿し」に挑戦しましょう。一つ一つの花材は茶花に使われる楚々とした野草のイメージが強いものばかりですが、それをひ...

実もの一種

晩秋から冬にかけて赤、オレンジの実を密集してつけるピラカンサ。実のついた姿と鮮やかな色を生かして生けます。枝は大ぶりですが、小枝に変化が見られるので、枝ぶりをよく選んで生けると持ち味が出ます。 ...

ヨウシュヤマゴボウ

初夏に白い花が咲き、その後房状の実が垂れ下がって付きます。初めは緑色の実が秋が深まるにつれて黒褐色に熟します。その独特な色と姿を生かして生けます。紅葉した葉は美しく趣きがありますが、すぐに巻いてしまう...

枯れ物とアマランサス

めずらしく暑い日が続いているシアトル。こんな時には枯れ物と合わせて、そのままドライになってもよいアマランサスを使った生けばなを紹介しましょう。 アマランサスの花穂は、 茎のまわりにひも状に密集して咲...

ランで水中花

ランは、熱帯産の高級な花というイメージがありますが、最近は栽培技術が進み、身近な花として一年中出回っています。豪華絢爛なものから小型で可憐なものまで多くのランが 切花として利用され、季節の生け花に彩...

ノバラとキウイ

果物として広く親しまれているキウイですが、生けばなの花材としても多様に活用されています。実のついた生のつるから乾燥したものまで、動きのあるつるの線は人気があります。今回は新芽の葉を整理して生命力のある...

ボタン

ボタンはこの季節になるとよい香りを漂わせる大輪の花を咲かせ、やわらかな質感の花びら一枚一枚が重なり合い、艶やかな気品を醸し出します。花は一重や八重があり、雰囲気は異なりますが、どちらも品格のある花の...

同系色を生ける

レンギョウは長く伸びた枝に、葉に先立って黄色い花を点々と咲かせます。春の花木には黄色の花がたくさんありますが、その中でもひと際鮮やかです。枝先がアーチ状になったもの、湾曲したもの、つる状のもの、立ち枝...

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