初夏にふさわしい印象を持つテッセンは、上品な色と美しい形が好まれる花材です。水切り後に茎をつぶして生けると花持ちが良いと言われています。茎はとても細いので、長く使うときは他の花材に絡ませて使うといいでしょう。合わせるのは、ノースウエストでよく見られる早咲きのアジサイです。アジサイは花の色の変化を楽しめるものの、花持ちが悪い花でもあります。緑色の茎からではなく茶色の枝に見えるところから切りましょう。今回はアジサイを水の中に沈めて使います。ガラス越しに見えるアジサイに注目です。
花材:
- ハラ(hala)1枚
アジサイ1本
テッセン1本
花器:
グリーン色ガラス花器
いけ方:
- ハラの葉の切り口中央に、2cmほどの切り込みを縦に入れる。
- アジサイの花の中央を2つに割るように分けて、元の茎の部分をハラの切り込み部分に差し込む。ハラがアジサイの花から立つように。それを花器の中に真っ直ぐ立てて入れる。
- 花器にいっぱいの水をゆっくりとはる。
- テッセンの花をハラの前に出して、テッセンの茎はアジサイの花の中に差し込む。
- ハラの葉が真っ直ぐ、すっくと立っていれば完成。
[花ごよみ]