7月はアジサイの季節、うすい緑から水色、ピンク色、紫と豊富な色があり、華やかで、ノースウエストの夏には欠かせない花材です。
アジサイには、原種といわれる額アジサイと品種改良した西洋アジサイがあります。日本では西洋アジサイをハイドランジアと読んで、在来種と区別しています。
今回は、楚々とした姿が美しい額アジサイ「伊豆の踊り子」を使いました。水盤や投げ入れ花器ではなく、家庭にあるワイングラス2個を使って生けていきます。ワイングラスを重ねることで形の面白さを出し、また水を見せてアジサイのブルーの鮮やかさを強調します。
アジサイは、水切りをした後、切り口にミョウバンをすり込むと花もちがよいといわれていますが、とにかく何度も水切りをすることが一番です。
花材:
額アジサイ 3本(20㎝以内)、花のみ 1本
器:
ワイングラス2個
*ポイント:ワイングラスを重ねて使うため、2個目のワイングラスの台がもうひとつのグラスの中に入る大きさのものを選ぶ。
生け方
- ワイングラス1個をテーブルに置き、グラスの中に、もうひとつのワイグラスの台の部分を入れて脚をグラスの縁に寄りかからせて斜めに傾ける。バランスが取れた状態で両方のグラスに水をそそぐ。
- まっすぐ立っているワイングラスに、12~13㎝のアジサイを3本前向きに挿す。そのとき、茎がばらばらにならないように3本まとめて足をきれいに見せる。葉は2、3枚に減らしておく。
- 上のワイングラスの中に、額アジサイの花のみを浮かせる。
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[花ごよみ]