召喚状（Summons）と不法住居占有の申し立て（Complaint for Unlawful Detainer）を受け取ったら、回答書(Answer)を提出しなければなりません。回答書の中にテナント側の説明をすべきです。回答書の用紙はwww.washingtonlawhelp.orgのEviction and Your Defenseのパケットの中にあります。訴訟が起こされた郡（County）を用紙で確認し、召喚状と申し立てにその郡が記入されているか確かめます。“Defendant”のところに自分の名前を書き、大家の名前を“Plaintiff”の欄に記入し、召喚状と申し立てにあるケースナンバーを忘れずに記します。
次にテナントに対しての罪を「認める（Admit）」か「拒絶する（Deny）」か問われます。ここでは申し立ての各項目を読んで下さい。番号が振られているので、同意する項目の番号を“Admit”のカテゴリに、同意しない段落の番号を“Deny”のカテゴリに記しましょう。“Affirmative Defense is your opportunity to explain your side of the story.（積極的抗弁はあなた側の言い分を主張できるチャンスです。）”と題された項目に、大家がテナントを立ち退かせることがなぜ間違っているのか、その理由を書きましょう。例えば、大家が必要な修理を行わず、テナントは全ての規則を守って家賃を減額して払ったのならそれを説明して下さい。最後に住所、電話番号を記し、署名をするのを忘れずに。
出廷通知（Notice of Appearance）と回答書はどうやって申請すればいいですか？
それぞれの用紙に対して少なくとも2部ずつコピーを取り、1部を大家の弁護士に自ら渡しに行き、弁護士かその秘書に、その日の日付と時間の入ったスタンプをそれぞれの用紙に押すよう頼んで1部を渡し、もう1部は自分の記録用に残しておきます。これを行うことによって召喚状の提出期限前に用紙を配達したという証明が可能です。もしも召喚状や申し立てにケースナンバーがあるなら、オリジナルの出廷通知と回答書を、召喚状に記されてる郡の高等裁判所（the Superior Court）に提出しましょう。もしケースナンバーがないなら、オリジナルは取っておきケースナンバーが届くまで待ってから、オリジナルの書類を召喚状に記されてる郡の高等裁判所へ持って行きます。
召喚状に家賃を裁判所に払わなければいけないと書いてあったら、どうしたらいいですか？
召喚状に、立ち退きを止めるには家賃を裁判所に払わなければならないと記されていたら、7日以内に実行しなければなりません。もしもテナントが家賃の未払いはしていない、または未払い額が大家の言っている額よりも小額だと思うのであれば、手紙を裁判所に書きましょう。手紙には、大家がテナントが家賃を滞納していると言っているはなぜかを説明しましょう。その手紙を、ケースが申請された裁判所の裁判所書記官に届けます。家賃を裁判所に支払うか、もしくは家賃の滞納をしていないという主旨の手紙を裁判所に届けるかのどちらかを行いましょう。召喚状が届いてから7日以内にこのことを行わなければ、大家はテナントを立ち退かせることが可能です。
テナントが裁判所に行かなくてはならないときは、”理由提示命令 Order to Show Cause”と呼ばれる出頭日時の記された知らせを受け取ります。
[LeeLee法律]
