今回のテーマ
日頃の努力が良いめぐり合わせを生む
努力はめぐりめぐって戻ってくるものだと思います。日頃からおごらず努力をしている人には、必ず目に見えない手が差し伸べられる。それがめぐり合わせとも思います。
シアトルの皆さま、こんにちは。お待たせしました!(待ってはいない?笑) 4回目となった「こんな経営者が面白い」シリーズに女性の登場です。
先日、ある会社での打ち合わせで、女性の進出という話題が挙がりました。アメリカは日本よりも女性が活躍しやすいのではないかと思いますが、どうなのでしょうか? 日本はまだまだ、性別による壁が高いように感じます。今回ご紹介する彼女は、そんな壁などお構いなし。ぶっちゃけますと、口を開かなければたいそうな美人で、誰もが見とれるほどの女性です。「歩く笑い袋」、「宴会つぶし」と命名したいほど、始終大笑いのその大声、元気の良さに周りの声がかき消されます(笑)。しかし、それだけ天真爛漫で気取らないところが彼女の魅力。「蜂蜜料理研究家Yuki」の名で本も出版していて、持ち前の面白さからテレビやマスコミにもちょこちょこと取り上げられています。
そんな彼女のストーリーがやはり面白い。大阪から三重県松阪市で養蜂を営む家に嫁ぎ、店番をしながら「何か自分にできることないかな」と、ブログを書き始めたそう。家業の蜂蜜を使って料理を作り、それをブログでコツコツと紹介していたら出版社の目に留まり、料理研究家としてデビュー。SNSなどネットでの自己宣伝は今や当たり前ですが、当時はまだまだ主流ではありませんでした。私が提唱する13パターンの人間学「お役割」において、彼女のお役割とは何だろうと興味が湧きました。
私は、人にはお役割もそうですが、めぐり合わせもあると思っています。たとえば、このコロナ禍で店を開けずに休業手当をもらっている人がたくさんいる中、彼女は店を閉めていても経費がかさむと試行錯誤し、蜂蜜スイーツのドライブスルー販売を始めています。それこそ、時期的には外食どころか買い物に行くにもシビアなタイミング。ストレスを抱えた人にとって、彼女が提供したスイーツの味は格別だっただろうなと私は感じるのです。都心のテイクアウトは利益率も上がりそうですが、店舗のひとつ、松治郎の舗は伊勢内宮に向かう街道から離れてひっそりたたずむ隠れ家的な場所。リスクがあっても果敢に立ち向かう彼女には好感が持てます。今できるコト、新しく面白いコト、それがたとえ小さなコトでも実行する。そんな彼女のお役割は、人に元気を与えていく人とも言える9番「風を起こす人」でした。
とにかく努力というものはめぐりめぐって戻ってくるわけです。このまま売り上げ低下が続いては会社の危機というところで、コロナ対策の免疫力アップ商品としてマスコミがこぞって取り上げ始めたのが、マヌカハニーとそば蜂蜜でした。過去5年間にわたり投資してきたものの、期待するほど大きな効果が得られていなかった通販サイトへの注文がここに来て殺到! そこからはもう説明するまでもないですね。
蜂蜜別に効能も語れる「蜂蜜オタク」であり、新しい風を起こし続けるYukiさんにこれからの時代へのコメントをもらいました。「費用対効果がない、お金をかけないと売れない、そんな時代は終わる。そこを発信していく」とのこと。皆さんの仕事にも、何かアイデアになりませんか?
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