伊勢のおばちゃん あなたのお役割は?
「伊勢のおばちゃん」ことみやざきみわさんが、マヤのツォルキンと神道を融合した統計学である「十三導」を元に、人間関係、子育てから経営まで、様々なお悩みを解決します。
心を磨く生き方
人の心が体の全てを支配する。行動、心のクセを変えれば、病すらはねのけられる。自分にうそをつかない、そんな生き方が大切ですね。
シアトルの皆さま、こんにちは。ソイソース4月23日号の読者プレゼントに多数の応募があったと聞き、うれしくて木に登りました(笑)。感謝を込めて、次の機会には提供数を絶対増やします! ありがとうございました。私の本『13の性格』がハングル、タイ語になって海を渡りましたが、感謝している方々がたくさんいるシアトルには、特にご縁を感じています。ソイソースの歴代編集担当さんにもお世話になり、アドバイスから自分の言葉のキャパを超えられるコトが多々あります。
そう、文章って難しい。目に見えない心の思いを伝えるのは、至難の業でもあります。今回紹介する小関伸哉さんは思いが卓越していて、私の文章で表現できるものかと、取材しながら感じていました。小関さんは、日本全国に多くのFCを持つベアハグの元役員。現在は、多くの顧問や代表をすっぱりと退き、個人で活躍しています。第一印象からすでに、「ホリエモンに初めて会うとこんな感覚?」と思ったほど、ただ者ならぬ風格です。
印象深かったのは、リゾート不動産にガッツリ携わって、退職後にパリへ移住したというエピソード。このリセットぶり、いや、リセット以上のコトに、誰にでもできるわけじゃないと感銘を受けたのです。無職になれば大体の人はそれに翻弄されるもの。パリでの暮らしぶりもまた味わいがあって、何もかも美しく聞こえました。
小関さんのベアハグの功績について伝えますと、以前から誘われていたパートナーと2000年に本気でやる!と決め、株式会社に組織変更。整体という業種を初めて企業化し、10年で誰もが知るところとなりました。しかし、暖簾を後世に置いてきたのに、また暖簾を起こすのはタブーという思いから、潔く引退。そこもせこくないわけです。「今は何をビジネスに?」と聞いてしまったのですが、こういうのを凡人の質問だと自分で思います(汗)。
現在は、個人的に依頼を受けて施術するのみとのことですが、心が変わらないと病は克服できない、という小関さんの考えは腑に落ちました。「自分の心を磨く」言葉、行動、立ち振る舞い、思考など、人の資質の根本を変えたら病は治るのだと。科学的根拠がないと言う方もいますが、科学では説明できない経験は誰もが多少なりともあるはず。現に、小関さんの長年のクラインアントにはドクターが多く、そういう方々も認めている分野なのです。とはいえ、科学的根拠があるか否か、双方の思考が極端ということでもなく、実は表裏一体なのかもしれません。小関さんに見えているのは、人が「生→死→生」と繰り返す中で、人としての核となる部分。まさに37兆個ある人間の細胞の、ミトコンドリア以上までを熟知しているイメージなのです。
以前、私が本で読んだ「神は自分の中にいる」という話にも通じている気がします。人は自分にうそはつけません。けれど、気が付かないでいる場合もあるそうです。心にうそをつかない、人としての生き方の根本を小関さんは施術で伝えている。施術の軸にあるのは心のケアです。
あまりにも深過ぎて、この場では語り尽くせませんが、最後に新型コロナウイルスに関わる話をひとつ。いつも笑っている人はコロナにかからない。笑っていると免疫力が上がる。逆に怒っていたりマイナス思考だったりすると、代謝が悪くなる。人間はウイルスが入って来た時にウイルスに勝てるが、増殖を防げないのは代謝が原因だと。そんなわけで笑って暮らしましょう!
私の提唱する人間学「十三導」で小関さんのお役割は12番の「共鳴する人」。共鳴する人はカウンセリングをするように人の不協和音を整える才能があります。小関さんには「人間オタク」と命名したいと思います。