オリジナルの人間学「13導」に基づき、あなたのお役割、さまざまなお悩みへの解決法、うんちくなどなど、お役割鑑定士のみやこさんが語っていきます!
〜 いつかロボットで海をきれいにしたい!〜
新しい世界を作っていくのだろうと思います。
シアトルのみなさん、こんにちは。
前号ではワタクシのNPO法人立ち上げについてお話ししました。その中で一番に理事にと手をあげてくれたイケメン経営者の田村允さん。とても面白い人物なのでぜひ紹介させてください。「ロボットで海をきれいにしたい」。これが彼の将来の目標? やっぱりこの若者は面白い! 取材中に「君の今後の目標ってなに?」こういう質問を必ずするようにしているのですが、期待通りすぎる回答にココロから大笑いしました。
さて、まずは彼のバックグラウンドを簡潔に紹介しましょう。1998年名古屋生まれ。二世帯同居家庭の一人っ子として育ち、高校卒業後は東京の青山学院大学へ。青学は在学中に起業する学生が多いことで知られているそうで、彼も例に漏れず、大学生にして起業するコトとなります。「なんで青学だったの?」と聞いてみたら「女の子にモテたかった!」と。まあ素直でよろしい。
入学当初は学生らしくアルバイトをしていたそう。アパレル系のH&MやZARAの店員をしてみたものの面白みを感じられなくて長続きせず、ミスコンで有名な青学生というステータスを活かして広告会社にインターンとして入ったものの、こちらも勤務態度がよろしくなくて、しっかりと首に(笑)。それじゃあってコトで起業! なんて、マイペースで面白い!
起業を決断するに至るまでには、株式会社サイバーエージェント代表取締役社長、藤田晋氏の著書に影響を受けた面もあったようですが、それにして大したもんだと彼のお役割を鑑定してみることに。どうやら「社会に貢献」するために生まれてきたよう。社会に役立つコトがさらなる自分のバージョンアップにつながるというのだから、起業は良い選択と思わずうなずいてみたり……。
そして現在、起業3社目となるAIビジネスの会社がTENHO(https://tenho7.jp/top)です。同社は2022年、JR九州ビジネスコンテスト「Q」uest for the bestで入賞を果たし、JR九州のグループ会社における飲食店のロイヤルカスタマー(企業やブランドに対する信頼度が高く、売上に大きく貢献する顧客)を再定義するなど、その実績が高く評価され、自治体からも重宝されています。さらに注目すべきは、GoogleリスキリングコンソーシアムというプラットフォームにAIカリキュラムを掲載し、Googleからリスキリング分野の戦略的パートナーとして紹介されAI教育に関わったとか。とにかく彼のお仕事は横文字が多く登場して、おばちゃんは大変(笑)。
ここからは、私らしく話を彼に戻しましょう。親と祖父母と、大人ばかりの家庭で育った彼にとって、学校の友だちはとても大切な存在だったといいます。であればもちろんもっと仲良くなりたいわけで、「この子が何をして欲しいのか」を観察するように。そうするうちに「して欲しくないコト」がわかるようになったそう。ここ! この発言はすごく刺さった。これは簡単そうで簡単ではない、一番大切なコト。
ビジネスにおいても同様で、こちらが売りたいモノを押し付けるより相手が求めているモノを提案する方が良いに決まってます。恋愛だって、自分のしたいコトばっかり優先していたらフラれちゃうでしょ。いわゆる「気が利かない」って言われる人はこういうアンテナを飛ばしてないからだって思うわけです。
まだまだ若いけれど、「三つ子の魂百まで」。幼少の頃から養われてきた繊細さで、人の気持ちや意思を敏感に感じ取り相手に寄り添うことができる芯のある彼は、これから大きく成長していくと確信しています。「
家族であったり友人であったりと時間を共有し、その誰かのために時間を使いたい。1日24時間の中で仕事をAIに託すことで時間を生み出し、労働時間の通説を変えていきたい」と語る彼。なんて素敵なのかしら。そ
んな彼は私の提唱する人間学「13導」では9番の「風を起こす人」。なるほど、人を幸せにして社会貢献していくんですね。
彼が手掛けたロボットが海をきれいにするのを生きているうちに見れるかな(笑)。そんな素敵なお役割をもった田村代表に拍手!