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お役割鑑定士のうんちく(14)〜不自由は不自由でない

オリジナルの人間学「13導」に基づき、あなたのお役割、さまざまなお悩みへの解決法、うんちくなどなど、お役割鑑定士のみやこさんが語っていきます!

今回のテーマ 〜不自由は不自由でない

情報が多いのは、それほどハッピーじゃないのかもしれない。言葉を超えてヒトがつながるコトこそが、ハッピーなのではと思うのです。

シアトルの皆さん、春が来ましたね~! 日本は気温が21度まで上がったかと思えば、9度に急降下というヘンテコリンな春なのですけれど、「これはこれで、こんな季節だねと思えば良いわね」なんて、ココロが落ち着いています。誰かが「生きてるだけで丸もうけ」なんて言っていますが、ひと言でまとめられて良い言葉だな~。あれ、なんだか3日前の私と違う?

というわけで、今回のうんちくでは、こんな私のユニークな体験にお付き合いください! タイムリーにも、東京の竹芝にあるダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森®️」に行ってきました。

最初に体験したのは「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」。暗闇の世界に入っていきます。本当に真っ暗で、杖ひとつでのスタート。ココロの中では、マジでビビりまくりでした(笑)。でも、見えないからこそ見えるもの、という想像以上のココロの動きがあったんです。私たちをアテンドする「はなやん」さんは、まるで魚が泳いでいるかのようにスイスイと暗闇を進んで、私たちを導いてくれます。「こっちだよ~」って、みんなを安心させるのです。杖だけを頼りにしていたら進めません。仲間と声をかけ合う中、だんだんと耳が研ぎ澄まされていき、支え合う工夫をする。旅の途中、電車で椅子に座るのですが、「こんなに椅子がありがたいとは」、「椅子への感謝を忘れていたよ」などと話す場面も。進めば進むほどに、ココロがホッコリしてきます。「これ、飲みニケーションよりコミュニケーションできるな」と言う方もいました。最後、こたつに入ると、はなやんさんがお茶でもてなしてくれます。ちょうど飲みたかった熱い日本茶!何度も言うけれど、真っ暗闇だからね。お茶をいれてくれるヒトも、飲むほうも。

次に、見えるけれど聞こえない世界「ダイアログ・イン・サイレンス」に移動します。ここでのアテンドは「まっちゃ」さん。表情やジェスチャーを駆使して旅をしますが、これが難しい! 頭で考えようとするから?

時間が経つとわかってくる。身振り手振りでも、ヒトは理解できるんだよ。表情で、手で、指で、動きで、相手にココロを伝えられる。言葉に頼っていた自分にめちゃ気付く。けれど、先に進むにつれ「私って、日常で言葉を発するコトに縛られている」って思っちゃったんだよね。話さない勇気。表情豊かな私の姿を見せて、世界のヒトとつながるコトもできるんじゃないかって信じられた。

まっちゃさんには手話も教えてもらった。話せない、聞こえない状態を過ごして「手話って素敵で便利なもの」だと理解する。やっぱり言葉だもんね、手話も。「うれしい」に表情を付け、バロメーターでも示せる。「ありがとう」と「LOVE」は覚えたよ。

と、ここまでネタバレしてしまいましたが、このイベントは2月25日ですでに終了。次回は電車のイベントだそうですよ(https://taiwanomori.dialogue.or.jp/event/20240316-0630)。私も乗ってみたい。話をまとめると、今、浄化された自分がいます。不自由なコトを体験というだけで終わらないところがすごい。無の本能に返る時間が持てた気がします。不自由は不自由でなく、むしろ自由なのかもしれない。この世界は情報が多過ぎて、それが目から耳から入り放題。感じるコト、人やモノを大切にするコトも忘れてしまっている。このミュージアムは、大切な人と一緒に体感するのが良いかも。社員研修にも使ってみたい。

ちょっと私、昨日からまた脱皮して、変われる気がしている。キラキラって!(笑)

通称みやこ。1967年生まれ。三重県出身、九鬼水軍の子孫。『13の性格』著者。オリジナルの人間学「13導」を用いて、「みんな違ってみんないい」をモットーに資質、才能を伝える。現在は名古屋にオフィスを構え、自称「御用聞き」としてお悩み解決に国内外を飛び回り、若いスポーツ選手や経営者をもチャンスへと導く。最近では、良き日本文化を海外へ広める社会貢献としての活動も行う。自身のお役割は8番の「交流」。リモートによる社員研修や個人セッションをインスタグラム(@miwa_micco)で受け付ける。