オリジナルの人間学「13導」に基づき、あなたのお役割、さまざまなお悩みへの解決法、うんちくなどなど、お役割鑑定士のみやこさんが語っていきます!
シアトルの皆さま、こんにちは。今年の日本の冬は寒さがこたえます。シアトルはいかがですか。人間は冷えると免疫も低下しますから、足首、手首と暖めて過ごしてくださいね! あれ、今回の私はドクターみたい?
私の場合、暖を取ると言えば、やっぱり酒。そのほかにも連想するのが、動物! 実は無類の動物好きである私は、どんな動物でも(自分が食べられる心配がなければ)頬ずりできる自信があります!(笑) ペットがいたら暖かいだろうな〜と妄想しつつ、家族の仕事の都合で我慢するしかないのは残念。その分、友人の愛犬、愛猫はしょっちゅう預かっています。いつも、そこら中の靴やカーペットにかなりのダメージを受けるのですが、かわいいので腹も立ちません。今やペットは家族と同様の時代。私にとっては心を癒してくれる大切な友です。
さて、2022年初となる「こんな経営者が面白い」シリーズ回に登場するのは、日野どうぶつ病院の津田卓二院長です。と言っても、主に動物の歯医者さん。「え? じゃあ、わんこの歯を治療するの?」と、いつもの調子でワクワクと興味を持ち、インタビューをお願いした次第です。
まず、津田院長が獣医となったきっかけを聞いてみました。岐阜県飛騨高山に、世界遺産にも登録されている白川郷という美しい集落があります。そこの農家に生まれ育ち、牛の病気を目の当たりにすることに。その出来事を学びとして、日大農学部を卒業後、公務員を経ていくつかの動物病院に勤務し、2000年に今の病院を開業しました。最近は県外からもペットを連れて来院する方がいるほどの知名度を誇ります。
津田院長は、私の提唱する「13導」では10番の「プロデュース」の人。そして、挑戦し続けるストイックな資質を持ちます。なるほど、動物の予防接種だけでは満足できず、ペットの人生をプロデュースするかのように、犬猫の骨折の手当て、そして歯科治療を手掛けることにも納得です。
考えてみたら、わんちゃんも猫ちゃんも歯が痛いことを人間のようには伝えられない。津田院長のブログで、犬猫は3歳で約8割が歯周病となるコトを初めて知りました。「口を開けてください」と言って開けるわけもないので、歯や骨折の手術には麻酔を使います。負担がないように1度で済ますため、大変な時間がかかるようです。「これは体力も要るなあ」と、同世代の身として尊敬しかありません。
多忙な津田院長ですが、これだけに終わらないのがすごい。より良い動物の歯科診療の普及を目的にSNSで自分の技術を公開し、活発に議論できる場として「津田塾」を起こすなどしています。興味のある獣医さんは、「獣医歯科 津田塾」でネット検索してみてください。さすがプロデューサーらしく、壁を作らずに、ほかの獣医仲間にまで配慮し、お役割に励んでいます。