Home アメリカ生活 【シアトル広島県人会】

【シアトル広島県人会】

kenjinkai_hiroshima 県人会の中で最も歴史が古く、約114年前に日本からの移民の生活相談に乗り援助の手を差し伸べようという思いで設立されました。第二次世界大戦中はやむなく活動が止まってしまいましたが、1947年4月13日に再開しました。故郷への思いを分かち合える仲間との出会いがあり、自分のルーツに興味を持つ3 世や4 世も在籍しています。広島県と密接なつながりを持ち、相互援助的な関係を保つことも、活動の柱となっています。昨年8 月、広島市で発生した集中豪雨による大規模な土砂災害時に、当県人会は数千ドルの義援金を送り復興回復を祈願しました。1964 年から親が本県人会会員である高校生を対象にして大学進学奨学金制度を実施しており、昨年12 月には今年の奨学金受賞者2 人を選定しました。
新年会は、会員が年に一度、一同に会し、在シアトル日本国総領事館、日系人会、他の県人会からの代表者をゲストに迎え、当会の会員と親睦を深めていただく大切な機会でもあります。今年は、新年会の最後に出席者全員で広島市の土砂災害の犠牲者の家族や友人を励ます意味で『花は咲く』を合唱しました。8 月にはピクニックとゴルフ競技会、9 月にはシアトル市内か近郊での日帰り観光を予定しています。
広島県には世界で初めて原爆が投下され、多くの尊い命が奪われました。この未曾有の物的破壊と人的犠牲にあっていることから、多くの広島県人が、アメリカ国民に原爆の恐ろしさと被爆者の悲惨さを知らせ、放射線による健康影響について正しい情報を提供したいと思っています。また、ワシントン大学とパシフィック・リム疾患予防センターと協力して、2009 年に「教育セミナー:1945 年8 月に広島と長崎に投下された原爆の健康影響(Educational Seminar on Health Effects of Atomic Bombs Dropped in Hiroshima and Nagasaki in August 1945)」を催しました。今年は広島と長崎に原爆が投下されて70周年になるので、8月6日前後に世界の平和と安全を祈って特別セミナーの企画を考えています。

【お国言葉で一言】
ほんじゃあ、ちぃと広島県人会のウェブサイトを見て~や。
シアトル在住被爆者インタビュー:www.seattle-hiroshima-club.org/atomic_bomb_experience.htm
セミナー動画:www.pacificrimdpc.org/abomb%20seminar.html

シアトル広島県人会
正式名称:シアトル広島県人会/Seattle Hiroshima Club
参加資格:広島県出身者、その家族、血縁者
主な活動内容:親睦会、日帰り観光、被爆関連教育セミナーなど
活動頻度:年に5〜6回、被爆教育セミナーは要望に応じて
会費:年間5ドル
メンバー数:約200人
代表者:会長 Fumiko Groves
副会長 Paul Tomita、Tsukasa Namekata(行方令)
連絡先:mail-to-club@seattle-hiroshimaclub.org namekata@comcast.net
活動開始年:1900年10月