シアトルで日本の食材を求めるなら、外せない2軒のグロサリーストアをご紹介します!
創業90周年を迎え、ますますパワーアップ! 日本からの新商品が続々登場しており、アメリカではレアな昭和2年創業の老舗和菓子メーカー、あわしま堂の商品も。ひな祭りや子どもの日など季節の菓子類も充実する。商品は仕入れ状況によって入れ替わるので、気になったら即買いがベスト。シアトル店・ベルビュー店ではオレゴンにあるベーカリー、おやつパンの日本風パンも並び、日本のデパ地下のように銘菓を販売するJスイーツもベルビュー店に出店している。
昨年大好評だった紀州産南高梅の「つぶれ梅」は、種類を増やして今年も販売開始
形が不ぞろいのつぶれ梅ですが、果肉たっぷりで梅干しに変わりなし。蜂蜜入りの甘い梅干しが特にお気に入りです。(ソ)
Uwajimaya
www.uwajimaya.com
600 5th Ave. S., Seattle, WA 98104 ☎206-624-6248
699 120th Ave. NE., Bellevue, WA 98005 ☎425-747-9012
501 S. Grady Way, Renton, WA 98057 ☎425-277-1635
10500 SW. Beaverton-Hillsdale Hwy., Beaverton, OR 97005 ☎503-643-4512
ジョージタウンにあり、アットホームな店内は広過ぎず狭過ぎず、目当てのものを見つけやすい。日本人家庭の冷蔵庫の必須アイテムが常に充実し、デリや弁当コーナーはいつも人だかりができている。毎日午後5時から閉店時刻の午後6時まで半額で販売する弁当と総菜は、わざわざセール用にできたてを準備。毎週火曜は終日シニア・デーで、セール品以外が10%引きに。お買い得商品は事前にウェブサイトでチェックして行こう。
スタッフも太鼓判のカツ丼($6.45)は、注文を聞いてから作るため、できたての熱々を食べられる
元トンカツ屋勤務でトンカツにはうるさいのですが……。ふわふわご飯に肉厚のトンカツがボリューム満点。日本と変わらない味にぞっこんです。(ソ)
Maruta Shoten
http://marutashoten.com
1024 S. Bailey St., Seattle, WA 98108
☎206-767-5002
ソイソース・インターンがレポート!
ご近所スーパーでの日本食の取り扱いは?
日本食が恋しいけれど、ダウンタウンやベルビューまで行くのは面倒。「何とか近場で手を打ちたい」というその気持ち、わかります。ご近所スーパーマーケット・チェーンの日本食の品ぞろえを調べてみました!
最初に向かったのはキャピトルヒルにあるQFCのハーバード・マーケット店。QFCは店舗数が多く日用品も豊富で、ここだけで日々の買い物が済んでしまう。アジア食品コーナーもあり、しょう油はあらゆる種類がそろう。しかし、料理用日本酒は見つからなかった。わかりにくいが、みりんはワイン・コーナー、味噌は豆腐と共にチルド食品コーナーのソーセージの隣に置かれていた。
次に向かったのはフレッド・マイヤーのバラード店。店舗は広く品数も多い。肝心の日本食はというと、残念ながらそれほどではないようだ。しょう油に加え、米酢やチューブ入りわさび・辛子といった調味料のほか、インスタントのカレーや味噌汁、白米などが見られた。ご飯と味噌汁さえあれば、もう1品で立派な定食の完成だ。米の包容力は偉大である。
3店舗目はセーフウェイのショアライン店。店舗数も多く、深夜まで店が開いているため、急な買い物にも助かる。アジア食品コーナーはそれほど広いわけではないが、日本食は充実していた。基本的な調味料や米・乾麺に加え、すし酢、ガリ、寿司海苔、割り箸(!)も取り扱っていた。ひな祭りシーズン、友人や子どもたちと寿司パーティーなんてこともできそう。
最後の店舗は、セントラル・マーケットのショアライン店。おそらく、上段で紹介している日系スーパー以外ではここが最も日本食の取り扱いが豊富と見た。調味料・香辛料の類は言うまでもなく、菓子類、カップ麺、ソフトドリンク、果ては丼に徳利など雑貨までそろえている。寿司コーナーにはパンや総菜も。筆者が気になったのは餃子の皮。これさえあれば自宅で具だくさんの餃子が作れる!
悪天候が続くと家にこもりがちになるが、ご近所スーパーまでちょっと足を延ばしてみてはいかがだろうか? そして、手作り料理に勤しめば、懐かしい味に、先の大寒波で冷え切った体も心も温められるはずだ。
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