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家族みんなで考えよう、子どものワクチン接種

CDC(米疫病対策センター)は11月2日、5歳から11歳までの子どもを対象とした新型コロナワクチン接種の推奨を発表しました。11月3日にはCDCのキャンペーン「We Can Do This」も始まっています。新型コロナ対策やワクチン接種について話し合う機会を家族で作ってみませんか。

資料・写真提供:CDC

子どもや10代の若者が新型コロナウイルスに感染し、そこから周囲の人に広めるケースは、いまだに後を絶たない。全米の新規感染者は5人に1人が子どもであるという事実からも、感染のリスクは今後も高いと言えるだろう。

9月から対面式授業が本格的に始まり、友だちと同じ教室で授業を受けている子どもたち。マスク着用とはいえ、パンデミック前の学校生活が戻りつつある中、子どもたちがウイルスを家庭内に持ち帰る可能性は、以前より高まっている。

子どもたちとその家族をウイルスから守り、あらゆる合併症を回避するにも役立つ新型コロナワクチンは、無料で受けることができる。ワクチン接種は、感染による入院や死亡など、重症化を防ぐのに非常に有効なことがわかっている。一般的なワクチンと同様、腕の痛みや疲労感などの副反応が見られる場合は多いが、ウイルス感染による症状や改善後も長期にわたり続くとされる後遺症の影響は、それとは比べ物にならないほど深刻だ。

ワシントン州では9月13日より、ワクチンの接種・未接種にかかわらず、5歳以上は人混みや屋内の公共施設でのマスク着用が求められている。マスクの着用により、自分や家族だけでなく、友だちとその家族の感染リスク軽減にもつながるということを子どもたちにもきちんと伝え、感染対策を徹底したい。接種対象年齢に達していない子どもが身近にいる場合はなおさらだろう。

新型コロナウイルスの感染リスクがあるのは、大人でも子どもでも変わらない。高齢者など、よりリスクの高い人にウイルスを感染させてしまう恐れもある。現在は感染力の高い変異ウイルスの影響もあり、感染後に入院する子どもや若者の数が増えてきている。

対象年齢となった子どもと共に、ワクチンに対する正しい知識を身に付け、それについて話し合うことは大切だ。ワクチン接種などの予防策を続けることで、家族や身近な人々を守ることができる。そして、全ての人の努力と結束が、パンデミック収束への近道となる。

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CDC新型コロナワクチン総合サイト We Can Do This

www.vaccines.gov