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アメリカに来て3カ月、順調な体重の増加から目をそむけるようにしていたが、ある日、かつてない体重を見て驚愕し、ついにダイエットを決意。そこで まず、スポーツメーカー、アンダーアーマーの無料アプリ「My Fitness Pal」をダウンロード。体重、摂取カロリー、運動量を毎日記録していくという単 純なものだ。その前にいろいろなアプリを試したのだが、アメリカのスーパーで売っている食品やレストランメニューの、カロリーや栄養分が検索できる ことと、アプリを開いていなくても歩数計と連動して毎日の消費カロリーに追加してくれること、それに体重を毎日記録し、経過を写真で保存もできるこ とからだ。スポーツメーカーのアプリというだけあって、エクササイズの消費カロリーも細やかに検索できるようになっている。
約2カ月間、毎日目標値と生活運動レベルを入力した。目標摂取カロリーは1日1200キロカロリー。朝パン、昼サンドイッチ、夜はあまり食べないように し、外食時も高カロリーなメニューは避けるようにしていた。学校のジムにも通い、ほぼ毎日目標をクリアしていたが、体重は、初め緩やかに減少したも のの、ほぼ変わらない。なぜ日本にいる時よりも小食にしているのに体重が減らないのかと考えて、食事が炭水化物に偏りすぎていることに気づいた。そ れと毎日のように行くスターバックス。日本だとショートサイズで満足していたが、アメリカではいつもトールかグランデサイズ。糖分も取りすぎていた に違いない。
運動もしていたのに結局最初の1カ月で1キロ減っただけ。いくら摂取カロリーを減らしても、栄養のバランスが悪ければ体重も減らないし、体にも悪 い。そう反省したが、アメリカで糖分や炭水化物を避けた食生活をするのは予想以上に難しく、アプリで記録するのをやめたとたん体重は元に戻っていっ た。
(アプリ頼みはだめ/デモイン)