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​​スピード違反​&親知らず抜歯〜みんなの広場

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🚙スピード違反​

休みの土曜日、ボセルの一般道で車を運転していると、スピード違反で警察に呼び止められた。信号手前、時速35マイルが法定速度のところを時速52マイルで走っていたと言う。実は、こちらも警察らしきバイクの存在は横目に見えていた。とはいえ、スピード違反で検挙されるのは運転歴3年で初めてのこと。警察官がこちらに向かって来た時は緊張した。

運転免許証、車の登録証、自動車保険を確認され、チケットを切られる。なぜ飛ばして走っていたのかなど、いくつか簡単な質問があったが、丁寧な対応に感じた。最後にチケットの説明をしてもらい、その場から解放された。

スピード違反で渡されるチケット全額払う場合は1つ目を選ぶ罰金の減額交渉または全額払うが条件付きで違反歴を消したい場合は2つ目を自分は違反していないと裁判所で戦いたい場合は3つ目を選ぼう​

罰金は210ドル。調べるとワシントン州内ではどこも似たような額らしい。今回のケースは時速15 ~20マイル超えに分類されるため、200ドル強で妥当なようだ。違反に対するペナルティーの対処法としては、いくつか選択肢が与えられる。罰金を全額、オンラインまたは郵送で払ってしまえばいちばん簡単だが、別の選択肢としては、裁判所との交渉がある。僕が選んだのは「Mitigation Hearing」というオプションだ。これは、違反を認めて罰金を減らしてもらうよう交渉するもの。選択肢にチェックを入れた違反チケットのコピーを取り、裁判所に送ると、翌週に裁判所から、2カ月後のオンライン裁判の日時と詳細が送られてきた。当日はZoomのリンクから入れば良いとのことだ。

そしてオンライン裁判当日、「待ち時間が長引くことあり」との注意書きは見たものの、30 分経ってもコールに入れない……。途中、ミスがないか、手順を何度か確認した。YouTubeでライブ配信されていることを知り、それを見に行くと、前のグループの裁判がまだ行われている。遅れること 45 分、ようやく自分の番が回ってきた。

裁判官との1対1を想定していたが、実際はグループ面接のような形式で、10人ほどが一緒にコールに入り、ひとりずつ裁判官と話していくスタイル。自分の番になり、最初に選択肢を確認される。「Mitigation」と伝えると、「では、私が納得できるように理由を説明してください」と促された。

その日は急いでおり、信号が赤に変わる前に渡りたいがためにスピードを出してしまったのだった。それを聞いた裁判官は、「急いでる時はスピードを出してしまいがちだよね」と、同情するようにひと言。ほかに違反歴がないということで、今回の罰金は100ドルに減らしてもらえた。無事、減額交渉に成功したのである。ちなみにボセルでは、「Mitigation」の減額交渉で下げられるのは100ドルまでと決まっているらしい。

今回の経験から、もし今度、駐車違反やスピード違反でチケットをもらったら、そのまま全額を払おうかなと思っている。というのも、違反歴ができたため、次回からは減額交渉をしても難しいだろう。時間と労力を取られるし、多少減額できても違反歴が追加されることに変わりはない。そこまでする価値があるのか微妙なところだ。もちろん違反しないに越したことはないが、今回はなんだかんだ良い経験だった。

(JJ/ボセル)

🦷親知らず抜歯

アメリカは日本と比べて保険制度が複雑なことで知られる。「結局、自分が支払わなければならない額はいくらなのか?」と、事前に調べていても、実際の請求額は異なるケースがある。保険なしの場合は、とてつもない額になるだろう。

親知らずを抜くために歯医者に行った。会社の福利厚生による歯科保険は、月々の支払いが17ドルとそこまで高くはない。歯医者には2年間行っていなかったため、近所の歯科クリニックでの初診では、歯の健康状態の確認から始まった。異なる角度から歯の写真を20 枚ほど撮るだけで1時間半。158ドルかかったが、保険で全てカバーされたため、自己負担額はゼロだった。

2回目の受診ではクリーニングとフッ素塗布。そして、今後の治療プランについて話した。虫歯予防の治療だけで、自己負担額が 700ドルほどになる計算。驚きはしたものの、相場がよくわからなかったこともあり、アメリカではこんなものなのかなとも思った。だが、親知らずを抜くには、まず虫歯の治療をしてからと言われた。そこまでしたら、いくらかかるのだろうと少し不安になった。

家族や会社の同僚に相談してみたところ、高過ぎなのではという声もあったため、今度は評判の良い別の歯医者に行ってみることに。前に行った歯医者でもらった料金プランを見せると、これは詐欺に等しいとまで言われた。ここでは、虫歯予防の治療で保険適用後の自己負担額は150ドル程度。親知らずも1本につき100ドル程度だそう。保険適用前でも、この4倍程度で済むらしい。というわけで、3週間、4回に分けて虫歯の治療と下2本の親知らずの抜歯をしてもらった。ちなみに歯の写真撮影も最新の機械を用いて行われ、カメラを口内に入れた状態で一周するだけと、かなり早い。

結局、保険適用後の自己負担額はなんと272ドルのみ! この支払いも会社に毎年500ドルずつもらっているHSA(医療費用口座)から払ったため、私費はゼロだった。適用前でも1,500ドル強で済んだ。前に訪れた歯科クリニックであのまま治療を受けていたら、この倍額をかけても親知らず1本抜けなかっただろう。そう思うと、どこで治療を受けるかの選択は大事だなと感じた。皆さんも、過払いにはお気を付けて!

(JJ/ボセル)

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