シアトルにはかつて、北米最大規模の日本町がありました。1930年には約8500人の日系人が住み、ロサンゼルスに次ぐ規模でした。インターナショナル・ディストリクト周辺、特にジャクソン・ストリートとメイン・ストリートを中心に日本人経営の商店が集まり、東方面には日本人が多く住む住宅地が広がっていました。
現在でも、ジャクソン・ストリートとメイン・ストリートに挟まれた一角に、日本町の面影を残す商店街があります。日本の雑貨や工芸品を並べるKOBO、まねきレストラン、パナマ・カフェなどがあるブロックです。東側の住宅地エリアへ行くと、日系文化を伝えるJCCCW(Japanese Cultural Community Center on Washington)やシアトル日本語学校、シアトル別院仏教会などがあります。