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ANAビジネスクラスの機内食をレポート

年末年始の帰省は、ANA便のぜいたく機内食でワンランク上の空の旅を

写真は洋食コースの主菜驚くほど軟らかい牛フィレ肉のステーキ

2012年からシアトル―成田直行便を運航するANA(全日本空輸)。世界的に評価を受けるビジネスクラスの機内食を試食して来ました!

世界の航空会社を評価するSKYTRAX社から6年連続で「5スター」認定を受けているANAの機内食は、著名シェフやソムリエとのコラボレーションなど、その高い品質で定評。シアトル出発便の機内食調理を請け負っているのは、ANAの機内食品質管理プログラムから長距離線ベスト・ケータリング賞を何度も受賞しているフライング・フード・グループだ。

担当するシェフは、成田便就航時から和食調理を担う西澤由則(よしのり)さんと、シアトル周辺ホテルなどで32年以上の経験を持つデイビッド・ピセグナさん。日本のANA本社から届くレシピに、シアトルならではのエッセンスを加えて考案・調理している。西澤シェフは、日本でのシェフ経験に加えて、シアトルでも日光、西野、旬などで腕を振るってきたベテラン料理人。老舗料亭とコラボレーションする成田出発便の和食メニューに負けない本格的な味が、シアトル発便から楽しめるのは西澤シェフの技があるからこそ。日本に着く前から、気分が盛り上がりそうだ。

※12月から食事メニューが変更されます

 

ビジネスクラス
洋 食

主菜は、冒頭写真の驚くほど軟らかい牛フィレ肉のステーキに、繊細な白身魚を濃厚なソースが引き立てるチリアンシーバスのソテー、レモンバター・ソース、ベジタリアンメニュー(乳性含)の野菜キッシュのブロッコリーソース、これら3種類から選ぶことができる。アペタイザーとして出されるロブスターのサラダ仕立て、ジャーマンポークハムも美味。デザートには、フルーツとミルフィーユが
添えられる。パンは、シェフ厳選3種類のパンから選んで。各写真で左に写る3品は、搭乗直後に出されるアミューズ。

 

ビジネスクラス
和 食

離陸後①
前菜は、キンキ味噌幽庵焼き、ロブスター煮、牛肉ネギ巻き、春菊のお浸し。添えられる揚げ豆腐真丈茸かけは、紀文の魚河岸揚げにノースウエストのキノコ類をふんだんに使った餡かけが絶妙。カツオのたたきは、日本から空輸されたもの。
離陸後②

主菜の脂の乗った銀ダラ西京焼きは絶品。愛媛の「石鎚」、福井の「伝心雪」など厳選された銘酒と合わせて楽しみたい。デザートには、どら焼きも。

離陸前

到着前の主菜、サバの梅煮は西澤シェフのイチオシの一品。さわやかな梅の香りと柔らかいサバのハーモニーがたまらない。

毎月、ANA社員で試食会を開き、機内食のクオリ
ティー・チェックをしている。ソイソース・スタッフも同席し、試食させてもらった。ごちそうさまでした!

ANAのシアトルー成田直行便は毎日運航。2019年3月31日から5月31日までに同便(NH177・NH178便)に搭乗するANAマイレージクラブ(AMC)会員対象に、ダブルマイル・キャンペーン実施中。AMC入会およびキャンペーンに関する詳細はANAウェブサイトで。

室橋 美佐
ハイテク関連企業の国際マーケティング職を経て2005年からシアトル在住。2016年にワシントン大学都市計画修士を取得し、2017年から2022年まで北米報知社ゼネラル・マネジャー兼北米報知編集長を務めた。シアトルの都市問題や日系・アジア系アメリカ人コミュニティーの話題を中心に執筆。