Home 観光・エンタメ 太鼓の学校〜心と体を育む習...

太鼓の学校〜心と体を育む習い事

年齢を超え、魂を震わせる
太鼓の学校

立石あさこ■三重県津市出身。2002年に米国へ移住、ウォルト・ディズニー・ワールド「エプコット」での演奏を経て、2009年にパートナーの立石鈴太郎氏と「太鼓の学校」を創設。「太鼓を通じて日本を海外に伝える」をモットーに演奏と指導に情熱を注ぐ。渡米前は、鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎのレース実況アナウンサーとピットレポーター、各種イベントMC・プランナーとして活動。その経験を活かし、「ベルビュー・ワールド太鼓フェスティバル」をプロデュースするほか、クライアントのニーズに応じた太鼓演出の提案・プランニングなど文化交流の懸け橋として活躍中。

世代を超えた仲間と、同じリズムに身を委ねて

©Japan Creative Arts

ワシントン州日本文化会館(JCCCW)で毎週開催される太鼓クラスの様子。初心者から上級者まで幅広いクラス分けによる稽古はいつも熱気にあふれている

2009年秋、シアトルの地に響き始めた「太鼓の学校」の音。今年で17周年を迎え、これまで5,000人を超える方々と共に太鼓を楽しんできました。

私たちの教室には開講当時から参加してくださっている「人生の伴走者」たちがいます。30代で始めた方は深みのあるアラフィフに。60代で門を叩いた人は今や80代の現役奏者です。園児の頃始めた子は頼れる高校生へと成長しました。世代を超えて同じリズムに身を委ね、心身をリフレッシュさせる。親子3世代での参加もあり、年齢に関係なくそれぞれの目標を目指す。太鼓には「無理のない、けれど熱い」家族で楽しめる活動としての魅力もあります。海外で日本の魅力を伝えながら、生涯の学びや生きがいとして打ち込む和太鼓は、まさに唯一無二のアクティビティーだと自負しています。 「

晴れ舞台」が人を強くする

週に1度の稽古に加え、年間およそ80回に及ぶ演奏の機会が、生徒たちのやる気を支えています。少人数でのステージから、数千人が集まるコミュニティー・イベント、数万人を対象としたスポーツイベントまで。「自分の音を誰かに届ける」という目標があるからこそ、技術を超えた精神的な成長と健康的な活力が宿るのです。

©Pei Yuen

ジャパンフェアでの60名を超える参加者による舞台は大盛況。太鼓の学校の代表作「一番」の演奏

技術の先に、日本人の「精神性」を伝える

指導の根幹には、世界に和太鼓を広めた先駆け「鬼太鼓座」で10年以上活躍した共同設立者・立石鈴太郎の教えがあります。 重んじるのはテクニックではなく、舞台に立つ前後の振る舞いや所作。それこそが、日本文化の真髄を伝えるものだと信じています。そろいの法被をまとい太鼓を打ち鳴らすとき、届けるのは音だけでなく、相手を敬い、互いを尊重する心なのです。

AI時代だからこそ、体の奥に響く「生」の音を

2019年にソイソース誌のコラムに寄稿した際、「AI時代に太鼓の未来はあるか?」と問うたことがあります。AIが劇的に進化しつつある現在、答えはさらに力強く「YES」です。技術の進化に伴い、生身の人間が感情を込めて打ち鳴らす一打の震えに、より大きな価値が見出されていると感じています。「太鼓が将来、何の役に立つのか?」それは、たとえ途中離れたとしても、音を通して人とつながり、挑戦してきた経験そのものが、人生を支える「自信」となるのではないでしょうか。

2026年、次世代へ贈る「人生の強化プログラム」

今の親世代は、ITの恩恵を受けて効率的な暮らしを築いてきました。一方、これからの未来を担うヤングアダルト世代には別の「強さ」が求められています。

2026年、太鼓の学校は新たな挑戦を始めます。変化の激しい時代に、厳しさと楽しさの中で自分の価値を再認識し、長い人生の土台作りを目的とした「ユース強化プログラム」を始動します。子どもたちには憧れの目標として。大人たちには次世代を支える生きがいとして。本気で自分と向き合う時間は、やがて揺るぎない自信へとつながっていく。この新しい一歩を、ぜひコミュニティーの皆さんと共に進めたいと願っています。

太鼓に限らず、心に響くものがあれば、まずは軽い気持ちで手を伸ばしてみてください。きっと、何かが見えるはず。 和太鼓で「新しい自分」の扉を開きませんか?

Japan Creative Arts / The School of TAIKO
開講日程:子どもクラス、ユース&大人クラス共に土日開催
対象:子どもクラス1年生~5年生 ※サマーキャンプは5歳以上
問い合わせ:info@japancreativearts.com
詳細:www.japancreativearts.com
www.facebook.com/SchoolofTAIKO