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無礼な接客が斬新!?カレンズ・ダイナー〜行ってきました

無礼な接客が斬新!?
カレンズ・ダイナー

取材・文:本田絢乃

あえて不親切な接客を行うことで話題のオーストラリア発レストラン、カレンズ・ダイナーが、6月2日から4日までの期間限定でベルビューにポップ・アップで登場。一体、どういうこと? ドキドキの体験レポートをお届けします。

ゲストの中から女性1人男性3人が指名されいくつか質問される男性たちの回答を踏まえ女性が1人を選ぶというマッチングゲームも
料金はチケット制ハンバーガーフライドポテトソフトドリンク2時間の体験がセットで1人47ドル

「最高の食事、ひどいサービス、忘れられない体験」をコンセプトに、とにかく失礼極まりない接客パフォーマンスが繰り広げられるカレンズ・ダイナー。「カレン(Karen)」とは、自己中心的で口うるさい、好戦的な中年の白人女性を総称するスラングだ。失礼な態度を取る店員に対して、まさにカレンのように文句を言い放題、というわけである。ただし、差別的な発言、相手に触れる、物を投げるといった行為は禁止。現在、常設店はミズーリ州セントルイスのみだが、各州を巡回するツアーが開催中で、シアトルではベルビューのインド料理屋、クシーを会場に3日間限定のポップ・アップ・レストランとしてオープンした。

筆者は取材として予約を入れていたためか、「で、あんたはフォロワー何人いるインフルエンサーなの?」と、早速あおられながら出迎えを受けた(苦笑)。席に座ると、やる気のないオーラ全開でオーダーを取っていく。料理はドサっと乱雑にサーブされ、順番はおかまいなし。通常のレストランであれば、チップはゼロにしたいほど嫌な体験のオンパレードだが、ここではなぜかニヤけてしまうから不思議だ。

独特の接客パフォーマンスでゲストにカレン体験を提供するスタッフたち

全員参加型のゲームも4つほど行われ、最悪なサービスを受けながらも、なぜか満足度は高い2時間を過ごした。終始、イラっとする接客パフォーマンスでゲストを楽しませるスタッフの演技力に脱帽。非ネイティブの日本人でも十分面白く感じられること請け合いである。

Karen’s Diner
www.bemorekaren.com