秋も深まり、アメリカではバスケットボールのシーズンが始まっています。今秋3年生になったゴンザガ大学の八村 塁選手は、11月6日の開幕戦からスタメン出場中。アイダホ州立大学を相手に華麗なダンクシュートを連発し、この試合最多の33得点。チームは120-79で快勝しました。1年目は1度もスタメン出場させてもらえず、平均出場時間もわずか4.6分。2年目の昨季はベンチスタートが大半ながら、平均出場時間は20.7分へとアップ。そして今季はチームの大黒柱となるだけでなく、開幕時点から全米の大学最優秀選手予想リストや、2019年NBAドラフトの一巡指名選手予想に名を連ねるほど注目を浴びています。
八村選手の同級生で、フランス出身のキリアン・ティリー選手も最優秀選手予想リストに挙がるゴンザガ大学は、上々の前評判で開幕時点でのランキングが全米3位。20年連続でNCAAトーナメントへ出場中の強豪チームながら、2017年春のトーナメント決勝でノースカロライナ大学に敗れたのが過去最高で、今季は例年以上に初優勝への期待が高まっています。12月上旬にはワシントン大学、テネシー大学、ノースカロライナ大学のランキング上位校と対戦予定で、トーナメントの上位シードを獲得するためにもこういったカンファレンス外の強豪に勝つことは大事です。強豪校との対戦はESPNで全米中継されるのでお見逃しなく。
せっかく同じ州内に住んでいるのだから、できればホームコートで生観戦したいですよね。ただ、地元で圧倒的な人気を誇るゴンザガ大学の男子バスケチームのホームゲームは、学生席と年間シートでチケットは完売。StubHubなどの転売サイトの在庫も少なく、最低でも200ドル以上の値が付いています。残念ながら、今季はワシントン大学との対戦もスポケーンで開催。この試合は11月中旬現在、StubHubで4席しか在庫がなく、安くてもなんと585ドル(!)となっています。今季はワシントン大学もランキング入りで開幕を迎えたのが影響しているようです。
ホームゲームに手が届かないなら、アウェーゲームを見に行く手もあります。今季シアトルからいちばん近い試合は1月19日に行われる対ポートランド大学戦です。この試合のチケットは1月3日午前11時にポートランド大学のウェブサイトで発売開始。他の試合のチケットはすでに発売中なのですが、この試合ともう1試合だけは1月の発売となっています。人気のカードだけに、もしかしたら2、3試合のセットでしか購入できないプランなのかもしれませんが、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
Photos by Misa Kanaoka