Home アメリカ生活 懐かしいあの頃の記憶をもう...

懐かしいあの頃の記憶をもう1度 MAKIピアノ教室

懐かしいあの頃の記憶をもう1度
MAKIピアノ教室

子育てがひと段落したタイミングで、あるいは新たに趣味を持ちたいと思った時に、昔習っていたピアノを大人になって再開する人が多いと聞く。5歳から50代までと幅広い年齢層が通うMAKIピアノ教室でも、そんな生徒が少なくない。

(取材・文:磯野愛)

レッスンの様子楽譜を指で追いながら丁寧に教えてくれる

 

レントンにある自宅を教室として開放し、ピアノを教えているのは、講師歴15年以上のヘルコウスキー(旧姓:真木)るり子さん。生徒がそれぞれのペースで思い思いの曲を楽しく演奏している、アットホームなピアノ教室だ。

筆者も中学生までピアノを習っていたが、部活が忙しくなったのと、師事していた先生がとても厳しく、練習しないと叱られるプレッシャーに負けて、あえなくレッスンを断念したひとり。今回、体験取材をさせてもらい、およそ20年ぶりにピアノに触ってみた。すると、指はうまく動かないものの、意外なことに楽譜をスラスラと読めて自分でもビックリ! ブランクがあっても、体で覚えたことはなかなか忘れないもので、音符と指の動きが連動している不思議な感覚がとても懐かしく、また新鮮だった。

「本人が持つ可能性を信じて、楽しく丁寧に」をモットーとするのが、るり子さんのレッスン。課題曲は、いわゆる練習曲だけでなく、本人が演奏したい流行のポップスや懐メロなど、何でもありだ。大人の場合、自身のレベルにはちょっと合わない難しい曲を希望する人も多いそうだが、「先ほどのモットーを心に留めて、1小節ずつ、1歩1歩指導するよう心がけています」とのこと。もちろん、全くの初心者でもOK。ピアノが家になくても、200ドルくらいから購入できるキーボードがあれば日々の練習には十分だというから、それほど敷居は高くない。レッスンは週1回、30分を基本にしているが、都合に合わせてフレキシブルに対応してくれるので、ぜひ連絡を。

優しく指導する講師のるり子さんはおっとりとした印象の方ベルビューにあるインターナショナルラーニングアカデミーでもピアノ講師を務め多忙な日々を送っている
Maki Piano Studio

場所:19506 134th Ave. SE., Renton, WA 98058
スケジュール:応相談 ※現在休暇中のため、レッスンは10月12日より再開
料金:1回$30
問い合わせ:rurikohelkowski@gmail.com
無料体験レッスンあり

磯野 愛
2020年6月まで北米報知社でセールス・マネジャーを務める。北海道札幌市出身。2017年に夫の赴任に伴ってシアトルに渡るまでは、日本で広告代理店に勤務し、メディア担当、アカウント・エグゼクティブとして従事。ワシントン大学でMBA取得後、現在はシアトル発のスタートアップ、Native English Instituteのマーケティング担当として日本市場参入準備に携わる。趣味はテニスで、大会(とその後の打ち上げ)の再開を心待ちにしている。