プロに習う!クラフトの作り方
手織り
タペストリーから布まで、タテ糸とヨコ糸を交差させて作る手織りは、専用の道具がなくても、段ボールや木枠で作った織り機で代用可能。糸や密度を変えるなどのアレンジを加えることで作品の幅が広がります。完成品を思い浮かべながら黙々と織り上げる時間は、手織りの楽しみのひとつです。
手織りは糸状のものであれば何でも織ることができる手仕事。スカーフなどファッション小物だけではなく、紙の糸や銅線を使ったアート作品も制作できる。自宅で手織りワークショップを主宰するピーターソンさとこさんは、クラフト作家としてもさまざまな作品を制作している。手織りの布はゆったりとした空気を感じさせ、自然豊かなシアトルでの生活になじむ作品ばかり。さとこさんのインスタグラムでは、巾着やブレスレットなど、落ち着いていて洗練された作品が多く紹介されている。以下のコースター作りは初心者でも簡単にチャレンジでき、1度始めるとつい夢中になって作業をしてしまうほどの楽しさ。慣れてきたら段ボールの大きさを変えて、ミニマット、ミニタペストリー作りにも応用できる。何か新しいことを探しているなら、家にいる時間がたっぷりあるこの機会に、織物の世界に触れてみるのはいかがだろう。
段ボール織り機で手作りコースター
材料
上下に等間隔で切り込みを入れた12センチ四方の段ボール、くし(またはフォーク)、テープ、はさみ、太めの毛糸、 2センチ×14センチの厚紙(竹串、箸、定規、編み棒などで代用可)、箸、毛糸針(箸にクリップを付けたDIY糸通しでも、代用可能!)
作り方
①タテ糸を6センチ残して裏側から表側に引っかけていく。段ボールの切り込みにぐるぐる巻きつける。
②スティック状の厚紙をタテ糸1本ずつ飛ばして差し込み、段ボール上部に挟んでおく。
③太めのヨコ糸を織り込む。1段目:厚紙で浮いているタテ糸にくぐらせる。2段目:厚紙の下敷きになっているタテ糸にくぐらせる。
④タテ糸を裏側で切り、段ボールから作品を外す。切ったタテ糸を2本ずつ固結びにして、適当な長さにタテ糸を切る。
ヨコ糸が足りなくなった時は?
終わりたいヨコ糸は、端からタテ糸を2本通し、糸を切る。新しいヨコ糸を終わったヨコ糸に重なるように同じ方向へ織る。
スタッフも作ってみました!
太めの毛糸の代わりに、細い糸を使って織りました。根気が要りますが、楽しく作ることができました!
「おうちで手織り体験」をテーマに、Zoomを利用したワークショップを開催中。メールで日程を決め、レンタルの際に屋外でのレッスンを行った後、Zoomを使ったレッスンを開始。親子一緒の受講も大丈夫。詳細はホームページの「ワークショップ」にて。対象年齢は12歳以上。
スケジュール:予約制
料金:$70〜(レンタル代、タテ糸代含む)
問い合わせ:satop@live.com
詳細:インスタグラム@handarbete_weaving
https://handarbete.jimdofree.com
ピーターソンさとこ■結婚後にスウェーデンに移り住んだ際にテキスタイルに興味を持ち、専門学校で学ぶ。スカーフを中心に雑貨など身の回りの小物を制作。自宅で中学生以上の初心者を対象にワークショップを開催する。
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