女性の更年期に関しては情報も多く理解が進んでいるため、対処法は知られていると思います。それに比べ、男性更年期に関してはあまり知られていないようです。男性の中年期以降のホルモンの変化は、女性に比べて緩やかに起こります。その対処方法について、フィト（植物）セラピーの見地からお話したいと思います。
男性ホルモン（アンドロゲン）の値は病院で調べていただかなくてはなりませんが、まだ薬を処方されるほど減少がひどくない場合は、予防を兼ねて次の方法を試してみてはいかがでしょうか。
男性ホルモンに関連する臓器は、副腎と腎臓になるので、それを元気にすることが肝心です。アロマテラピー（精油）も使えますが、毎日の摂取がしやすいように、野菜を使った簡単な方法をご紹介します。
男性ホルモンサポートの食材の代表格はセロリとトウモロコシです。セロリはアンドロゲン様の成分を含んでいることが知られています。また血圧を下げる効果に優れている他、さまざまな薬効成分を含んでいます。腎臓を強化しますが、すでに腎臓病になられている場合は多量の摂取は控えてください。
トウモロコシは副腎や尿路関係に有用なことや、男性ホルモンが不足している時にトウモロコシのジュース（スープでもいい）が良いことが知られています。スープを作る場合はトウモロコシの芯でだし汁を取り、粒を入れて煮込んだ後ミキサーでポタージュにするとコーンの甘みが凝縮されて本当においしくなります。ぜひ試してください。
＜男性ホルモンサポートのための野菜ジュース＞
材料（１人分）：
- セロリの茎 3～4本
- トウモロコシ粒（あれば新鮮なものを軽くゆでて使う） 1カップ
- ケール葉 数枚
- トマト 1/2個
- その他、キュウリやホウレンソウなどを好みの配合で加える。飲みにくい場合はリンゴを加えるとよい。
作り方：
すべての材料をジューサーに入れてジュースにする
＊これは薬に取って代わる方法ではありません。処方を受けた方は、医師の指示なしに薬をやめないでください。
[フィトアロマ]
