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シェイプアップの2大ポイントとは?〜美ボディーをつくるトレーニング

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

🏋️シェイプアップの2大ポイントとは?🏃

夏本番に向けシェイプアップしたいけれど、何から始めれば良いかわからないと悩む人もいるかと思います。今回はシェイプアップに欠かせないポイント2つ、「脂肪燃焼」と「筋肉への刺激」について紹介します。

脂肪燃焼に関しては、食習慣の改善で脂肪をためないこともそうですし、脂肪を使うことも極めて重要。方法はいろいろありますが、まずは20~30分のウォーキングを週4、5日から始めるのが良いでしょう。器具などを使わないためどこででも実践でき、ペースをコントロールしやすいのが利点。会話に支障がないくらいの、普段より速歩きのペースが理想です。きつく感じる場合はペースを落とし、呼吸を回復させましょう。ペースが速過ぎるとカロリー消費量は増えても、脂肪より糖質を主なエネルギーとして使うため、脂肪燃焼量は少なくなってしまいます。また、糖質をエネルギー源とする場合、肉体の疲労度も高く、長続きしません。どれだけカロリーを消費しているかよりも、何をエネルギーにしているのかを意識しましょう。

そして、筋肉への刺激には筋トレを。ただし、負荷は軽量にとどめます。筋力を付けるのではなくシェイプアップを目的とする場合、負荷が軽量なら正しい姿勢で筋肉を効率的に刺激できるうえ、けがもしにくくなります。回数は多めに設定するのがコツ。筋肉にたくさん刺激を与えることで血液の循環が促され、筋肉の張りも出ます。どこの筋肉にフォーカスするかにもよるのですが、1セット15回以上が目安です。エクササイズしたい筋肉をしっかり刺激できているか、確認しながら続けていきましょう。筋肉痛になりやすいので、週2日くらいから始めてみてください。

ウォーキング、筋トレの順で行うと、体力のあるうちに脂肪を燃焼できるので、より効果的。ウォーキングは筋トレ前のウォーミングアップとしても活用できます。右に紹介するエクササイズを、ウォーキング後に試してみましょう。ダンベルは水の入ったボトルなどで代用できますが、8パウンド以下にしてください。筋トレには回復日も必要。週2日から始めて、最大でも週4日で十分です。

今月のトレーニング

STEP 1
ショルダープレス 15回を3セット

ダンベルを頭上に持ち上げるシンプルなエクササイズ。普通は肩の位置から始めるのですが、肩に刺激を与えるために頭上で両肘を伸ばした状態からスタート。ゆっくりと両肘を下ろし、肘が肩よりも若干下がったら元の位置に戻します。最初のうちは鏡でフォームを見ながら行うとやりやすいでしょう。肩に違和感のある方はダンベルなしでも構いません。

STEP 2
サイドレイズ 15回を3セット

肩の丸みを付けるのに有効なエクササイズです。ダンベルを持ち、直立姿勢から両腕を肩の高さまで持ち上げます。手よりも肘を肩の位置に合わせるように注意してください。肩が疲れてくると腕が上がりにくくなりますが、無理せず上げられる高さまででOK。軽量のダンベルでも肘が上がらない場合は負荷なしで行えます。

STEP 3
リアレイズ 15回を3セット

肩の後ろのエクササイズ。見えない部分こそしっかりと形を整えておきたいものです。まず、前屈姿勢から両腕を横に開きます。肘を肩の高さまで持ち上げるように意識しましょう。腕を上げ過ぎると肩甲骨が動き、背筋のエクササイズになってしまいます。鏡でフォームをよく確認してください。腰に違和感のある方は座りながら行うことも可能。こちらも負荷なしで問題ありません。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

写真クレジット:Kota Shimada

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

Mastering Body Institute

9123 151st Ave. NE., Redmond, WA 98052
☎571-235-8580、 lifecultivation@gmail.com
www.masteringbodyinstitute.com

 

島田耕太
シアトル地域レドモンドを拠点とするプライベート・トレーナー。インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、1998年より個人、グループ、企業に向けてフィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う。