30代の男性が、Dash Proという充電式のワイヤレスイヤホンを購入するために、耳型を取りに来た。彼は、今年1月からドキュメンタリー関連のビジネスを立ち上げ、仕事の関係で、さまざまな国の人と話をする機会があり、Dash Proの40もの言語に応じた通訳機能に興味を持ったため、そのカスタムバージョンを作ることにしたようだ。通訳を手配して話すと経費もかさむので、できるだけ通訳なしで仕事ができるようにしようとしていた。
Dash Proは、ベストバイやアマゾンなどでも売っているが、ぴったり自分の耳に合ったものが欲しい場合は、耳の専門医がいるクリニックで耳型を取って、カスタムバージョンを作ると、紛失しにくい。彼は、オンラインでDash Proを購入したが、耳にぴったりはまらず、片方を失くしてしまった。
このコラムでは、通常、クリニックに来てくれた人についての話をするが、今回はDash Proの製品自体を紹介したいと思う。というのは、その製品が提供する機能が非常にユニークで、将来たくさんの方が使いたいと思うかもしれないからだ。
私がまず気に入ったのは、それを着けているだけで、身体の状況がわかることだ。心拍数、カロリー消費量、運動量、万歩計、動いた距離、呼吸関連の情報なども教えてくれる。若い頃は気にも留めなかったが、ある年齢を過ぎると健康のことばかり考えるようになってきた。確か、体温も測れると思うが、自分で持っていないので、定かではない。運動中でも水泳中でも着けたままにできるそうだ。ただし、カスタムバージョンでなければ、激しい運動や水泳の最中に外れることが報告されている。
次に興味があったのは、通訳機能が付いていること。仕事柄、英語をあまりうまく話せない人を診ることがよくある。通訳機能の質には疑問が残るが、少しの単語や簡単な挨拶でも、通訳を通さずにできれば、いろいろな方々と会話ができ、楽しくなるのではと思っている。耳に装着するので、もちろん音楽を楽しむこともできる。スマートフォンからBluetoothで音楽を流すこともできるし、Dash Pro本体にも1,000曲ほどの曲を前もって入れておける。
昨年から出てきたような製品なので、まだまだ不具合もあるかもしれないし、耳を使った健康関連の新機能も、これからますます充実するようだ。もう少し待ってか ら、1つ自分に作ってみようかなと思い始めている。
[耳にいい話]