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聴力を偽る子どもたち

今回は聴力を偽る子どもたちの話をしよう。

小学校や中学校で聴力検査をしていると、難聴のふりをする子どもに出会う。テスト室に入って来た時には普通に会話をするのに、聴力検査が始まった途端に聞こえているはずの音でも手を上げない。こういう場合私たちは、変だなと思っても冷静を保って一通りテストを続ける。終わると、「がんばったね。また数カ月後にテストをした方がいいね」と伝えて教室に帰るように促し、その子が部屋を出た直後、後ろから、ちょうど聞こえる程度の小さな声で呼び止め、振り返ったら何でもいいから質問をする。難聴のフリをしている子はすぐに振り向いて答えるのでそこでウソが判明するのだ。
このようなことをするのはだいたい小3から小6 ぐらいまでの子で、周囲から注目されたいというのが理由だ。
もしも自分の子どもが突然耳が聞こえにくいと訴えてきたら、後ろから声をかけてみて、振り向いてすぐに答えられるかを確認するとよい。もし、振り向かないようであれば、それは本当の難聴かもしれない。

筆者プロフィール:真宮杏奈

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