Cedars Restaurant、うま辛インド料理、ローガン・ジョシュ

2021年5月23日

シアトルこの店この味 vol.24
『Cedars Restaurant』

甘口レビュー、辛口コメント、なんでもござれ！
ソイソース食レポ班が、シアトル近郊の店で味わえる１品を主観フルスロットルでご紹介。

loganjoshnew | シアトルの生活情報誌「ソイソース」 — 右下：ローガン・ジョシュ・ラム $18.95、
左下：ココナッツ・チキン・カレー $16.95、中央奥：バター・マサラ・パニール $16.95
※全メニューにベジタリアン・オプションあり

うま辛インド料理、ローガン・ジョシュ

ユニバーシティー・ディストリクトのコミュニティー・センターから徒歩数分の場所に立地する、インド料理店のシダーズ・レストラン。地元の隠れた人気店として今年で47周年を迎えるこの店は、どのメニューも外れなし。コクがあり、まろやかなココナッツ・カレーや、しっとりしたパニール・チーズがクセになるバター・マサラなど、おすすめは多いが、中でもマストで注文したい一品が「ローガン・ジョシュ」。インド北部とパキスタン北東部に位置するカシミール地方に伝わる伝統料理で、スパイスをたっぷり惜しみなく使うため、食べた瞬間にエスニックな香りが鼻に抜ける。唐辛子の辛さがじんわりとあとを引き、ピリ辛好きにはたまらない。定番のラムをセレクトすると、じっくりと炒められた玉ネギと、フレッシュなトマトが生み出すほのかな甘味やうま味の絶妙なバランスも相まって、これぞ「うま辛」！大きめにカットされた肉とルーだけなので、ゴロゴロ野菜がおいしい日本のカレーを期待すると不意打ちに合うが、普段は辛いものに手が伸びない筆者も、奥深スパイスのアロマに舌鼓。ほんのちょっと辛めのメニューが好みの人にぴったりだ。(E)