新学期が始まりましたね。僕が大学院の研究室に入りたての頃、分子生物学の技術を教えてくれた「ダリオ」というイタリア人研究者に会いました。今では親しい友人のダリオですが、実は「Marchello(marcelloseattle.com)」というグリーンレイク近くのイタリアレストランのオーナー兼シェフでもある多才な方。今回は、ダリオ承認のもと、彼から教わった僕の大好きなエビを使ったレシピを、家庭のキッチンで作りやすいようにアレンジして紹介します。どの素材が欠けてもダリオの味は出ないので、ぜひ材料を揃えて試してみてください。
料理中は必ず監督に来るしおちゃんなのに今日はエビを剥いても見向きもしません。背わたが怖かったのでしょうか、いつにも増して繊細なしおちゃんです。
【ダリオのエビ「ガンベリ・ロゼ」】
材料(4人分):
エビ(16/20のサイズ) 12尾
シャロット 大1個
オリーブオイル 大さじ2
バター 大さじ2
フレッシュバジル 5~8枚
マデイラ酒* 1/3カップ
トマトピューレ* 大さじ1.5を大さじ2の水で溶く
生クリーム 大さじ2
塩、こしょう 適宜
作り方:
- エビは殻をむいて背わたをとっておく。生臭さをとるために、軽くマデイラ酒か白ワインを振っておくとよい。
- フライパンにバター大さじ1とオリーブオイル大さじ1を入れ、薄く輪切りにしたシャロットを中火で焦がさないように炒める。軽く火が通ったら一度皿にあげておく。
- フライパンを軽く拭き、オリーブオイル大さじ1を入れ、エビを強火で炒めて塩、こしょうを振る。エビの表面が焼けたら、バター大さじ1を加え、炒めたシャロットと細切りにしたバジルを加え、さっと炒め合わせる。
- 強火のまま一気にマデイラ酒を入れ、フランベする。火を中火に落とし、水で溶いておいたトマトピューレを入れなじませ、生クリームを加えて混ぜる。塩、こしょうで味を整えてできあがり。
* マデイラ酒が味の決め手。スーパーのワイン売り場などで売っている。余ったものは、ステーキや煮込みに使うと本格的な味になる。
* 市販のトマトピューレは時々ぼってりと非常に濃いので、ここでは水で溶いて使用しています。ホールトマトを家でピューレしたものなら水を加える必要はありません。適宜調節してみてください。
[しんコロ]