一足早くグリーンでさわやかな春を演出しましょう。
特異な切れ込みや穴のある形態から「怪物(モンスター)のような」という属名を付けられたモンステラの葉、観葉植物としてもよく見かけます。今回は2枚の葉を丸めたり裏や表を対比させたりと、ワイヤーやピンを使ってユニークに留めていきます。南国の植物のハラ(縞柄二色)の葉を合わせて、手前に黄色のフリージアとゆりを配し、引き締めます。
花材:
- モンステラ2枚
- ハラ2枚
- ゆり1本
- フリージア1本
花器:
- 黒色変形二口(前後)花器
- 剣山1個
生け方:
- モンステラの葉の長いほうを後ろの口に挿し、葉の先を曲げるように前に倒す。
- もう一枚のモンステラの葉を前の口から挿し、葉の先を少し丸めるようにして①の葉と合わせ、ワイヤーで留める。(2枚を留めるときは、葉の葉脈同士を合わせてワイヤーでくぐらす)
- ②のモンステラの場所からハラの葉を出し、くの字に曲がりをつけて後ろに流し、葉先を上に向けて仕上げる。
- ①のモンステラの口からハラを右に出し、くの字に曲げて左に流して、2枚のモンステラを通過して葉先を上に上げ、裏の位置にあるモンステラの葉にピンでとめる。
- ①のモンステラの口から、短めのゆりとフリージアを前に挿し、花をかためて出して完成。
初心者向けいけばな体験を3月3日(金)、4日(土)に行います。花ごよみを読んできた方には、特別価格の$20でクラスを体験できます。お申し込みはメールかお電話で。
[花ごよみ]