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アメリカで個人情報盗難に遭わないために

アメリカにいる16歳以上の人口の7%にあたる推定 1,660 万人は、2012 年に少なくと も1度、個人情報を盗難された経験がある、という結果を司法省司法統計局が発表しま した。個人情報の盗難による金銭被害は、その年計247 億ドルにも上ります。 個人情報の盗難とは、特定の個人を識別することが出来る情報(名前、パスポート番号 、生年月日、銀行口座番号、デビット/クレジットカード番号、ソーシャルセキュリテ ィー番号/SSN など)を盗まれ、カードの不正利用、詐欺目的の口座の開設、政府からの手当ての不正取得、交通違反や犯罪を犯し警察に捕まった際の身分詐称等に悪用されてしまうことです。

被害に遭わないために注意すべきこと

●電話やインターネット、郵便で連絡を取ってきた他人に、SSN、母親の旧姓、銀行口座などの番号を渡さない。個人情報泥棒は、銀行や官庁の関係者などを装って個人情報 を入手しようとします。しかし、正規の金融関係や政府関係の組織が、電話等でそうした情報を尋ねることは絶対にありません。
●請求書が毎月いつ頃届くか把握する。予定通りに届かない時にはその会社に連絡して 、個人情報泥棒が住所変更などの手続きを取っていないか、確認しましょう。
●郵便物の安全確保。発信する郵便物は郵便受けに入れず、郵便ポストに入れるか郵便 局へ。届いた郵便物はすぐに取り出し、可能なら郵便受けに鍵を付けましょう。長期間 家を空ける予定がある時は、US Postal Service(1-800-275-8777)に連絡し、配達差 し止め(Vacation Hold)のリクエストを出しましょう。
●クレジットカード、銀行のカード、携帯電話にパスワードを。パスワードには、誕生日、SSN の下4 桁、電話番号、1234 などといった、判明しやすいものを使用するのは 避けましょう。
●SSN カードを持ち歩かない。カードは安全な場所に保管し、本当に必要な時だけ番号を渡すようにして下さい。
●不要なクレジットカードやID を持ち歩かない。個人情報を破棄する際は破るかシュ レッダーにかけましょう。レシート、ダイレクトメールで来るクレジットカード申込用紙、保険の用紙、病院からの明細書、銀行の小切手や明細書、有効期限の過ぎたカード などが含まれます。
●年に一度は無料のクレジットレポート発行を依頼する。The Federal Fair Credit Reporting Act は、年に一度、主要クレジットレポート会社にクレジットレポートを無料で依頼することが可能です。無料クレジットレポートは 1-877-322-8228、または www.annualcreditreport.com で請求できます。

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