今回のテーマ
人も地球もつながっている
自分の行動が人の意識を変えて、やがて地球にまで連鎖が起こる。人に親切にしたら、それがやがて地球の裏側にまで影響していくと思います。
シアトルの皆さま、こんにちは。「こんな経営者が面白い」シリーズも3回目となりました。人の思考とは限りなくスペシャルなもので、たとえば陸上競技で今までにない走りのタイムが出ると、それが実現可能なタイムに変化し、さらにそれを塗り替えるタイムが出るものです。そんなコトが、このコラムを通して意識的に生まれ、新しい展開につながり、地球全体に広がったらいいなと考えるミヤザキです。いきなり冒頭で真面目な話をするとこっぱずかしいですが(笑)。
今回ご紹介する方も、私が提唱する13パターンの人間学「お役割」で言うところの1番。「スターター」と名付けただけあって、先陣を切る人の集まりなのかもしれません。また1番?と思ったけれど、やることが早いんだから仕方ない。どうかお許しを!
さて、その社長は俳優経験を持ち、過去にはNHK大河ドラマにも出たそう。今は空気のおいしい山形で芸能プロダクションなどをされております。まだまだ若い血気盛んなお年頃! 山形を選んだのは、飽和状態の都心よりも、個々に寄り添い活気付けられる地方で、新時代を築きたかったのではないかなと思っています。
そんな彼の会社も、コロナの影響で3月から11月まで、イベントやブライダルのMCなど全てがキャンセルになったそうです。芸能事業部の売り上げが全体の半分を占める中では、窮地に陥った状況と言えるかもしれません。そのほかに展開するのは、山形のレストランなどを紹介するアプリ事業部。山形ではその斬新なアイデアに助言を求める人も多いのですが、当然ながら飲食業もこのコロナ禍で大打撃を受けており、「店がつぶれそう」という声が聞こえてきたはずです。
何かできることはないか? 今だからできるコト……。「未来チケット〜♪」(勝手に私が考えました。ドラえもん風に読んでね)。コロナ禍で外食がしたくてもできない。店は客が来なくて継続すら不安。そんな双方のハートの懸け橋となった企画「収束したら行きたい!&収束したら来てください!」。いつか来店してもらうためにチケットを作り、先に購入してもらう。集まった資金を経営側の役に立ててもらう。そんな仕組みのクラウドファンディングを始めたそうです。
ここからが、この話のオチ。そうなればもちろん、クラウドファンディングの手数料やらチケット印刷代やら、簡易書留の郵送料なども発生するし、それに伴って業務をこなす時間も必要。自分のところも大変なのに、「あちゃー(汗)」と言いながらこなしたスパークルーは、あっぱれだなと思った次第です。このチケット、山形で先陣を切ったおかげで200万を超える支援に結び付いたそうです。
「社長も大変な時期なのに、こういう企画をしてもらい、本当にありがとう」。お金を受け取った店主たちから、感謝の言葉が寄せられました。人からもらった感謝は連鎖します。きっと今回の出来事も、地球全体に連鎖が起こっているはず。社長の行動のおかげで、他の団体もクラウドファンディングを行うようになったそう。やっぱり1番は「先陣を切る人」ですね。
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