オリジナルの人間学「13導」に基づき、あなたのお役割、さまざまなお悩みへの解決法、うんちくなどなど、お役割鑑定士のみやこさんが語っていきます!
こんにちは! このコラムがシアトルの皆さんに届くころには、夏のシアトル生活を終え、東京のデスクに座りながら「あのオイスターおいしかったな」と思い出に浸っているか、時差ボケで完全フリーズしているかのどちらかだと思う、みやざきみわです(笑)。滞在中、本当にたくさんの素敵なご縁がありました。この場をお借りして、シアトルの皆さんに心からの感謝を伝えたいです。ありがとうございました!
今回のテーマは「こんな経営者が面白い」。これまでユニークな経営者さんやリーダーを紹介してきたこのシリーズ、初めてのシアトル編をお届けします。
登場いただくのは「立石あさこ」さん! 名前を聞いて「えっ? あの太鼓のあさこさんでしょ?」とピンときた方、正解です♪ シアトルの日本人かいわいでは知らない人はいないレベルの方ですね(笑)。
そんなあさこさんとの初めての出会いは、確か9年ほど前に開催されたジャパンフェア……と思い込んでいたら、その前にすでに個別セッションを受けてくださっていたことが判明! 私のポンコツな記憶にドキッとしましたが、そんなことは全然気にせずニッコリ笑って受け流してくれる器の大きさ。優しさと豪快さが絶妙にミックスされた、まさに「女将」のような方です。
ご存じの通り、和太鼓の魅力をシアトルで広める活動を続け、今や生徒は約140人。久々にお会いしましたが、そのエネルギーは半端なく、話しているだけで燃料をもらっているような感覚に。「この人はいったいどんな人生を歩んできたんだろう?」と気になるところです。
あさこさんは三重県津市出身。なんと私と同じ三重県民!世間は狭いどころか、世界も狭い。ちなみに津市は県庁所在地で、伊勢志摩出身の私からするとちょっと「都会」なイメージ。そして驚くべきは、出身校。名前を聞くだけで「賢い……」となる進学校、県立津西高校です。
そんなアサコ少女が音楽の道に踏み出したのは小学6年のとき。「ドラムが欲しい!」と親に願い出ます。ドラムは騒音というイメージであっさり却下されたものの「ギターなら」ということで方向転換。津市の岩田楽器でクラシックギターの教室に通い始め、高校時代にはエレキに進化し、ロックの世界にどっぷりハマっていきます。しかも当時すでに軽音楽部があったそう! 今では珍しくないけれど、その頃からあったなんて進んでる~。やっぱり人の人生って、自然とシナリオがそろい、自分のお役割に向かって進んでいるんだと思わざるを得ません。
そして! 卒業後、「音楽の道に進みたい」と三重を飛び出し東京へ。普通はなかなかできない選択です。10代で東京に出て働きながらバンド活動。自分だったら……と考えると本人も、送り出した親御さんもすごいと思うのです。
東京はレディースバンド全盛期。あさこさんはライブハウスなどで活躍をしていきます。大きなオファーも3度あったそうですが実現せず。けれど、もし果たされていたら、今ここシアトルにはいなかったかもしれない。本当に良かったですね。
その後、一度リセットして実家に戻り、鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎでレースアナウンスを務めながら、イベントプロデュースに携わります。その現場でご主人と出会い、結婚を機にアメリカへ。ディズニー・ワールド、エプコットの五重塔で演奏するなど、唯一無二の歩みを経て、今ではアマチュアからプロまで幅広く育てています。
女性が慣れない海外でビジネスと家庭を両立するのは並大抵のことではなかったでしょう。人の経験は作品に表れるもの。今後は太鼓だけでなく、三味線や笛でのソロ活動にも挑戦したいというあさこさんの姿勢に心から期待しています!
最後に、私の提唱する人間学「13導」でいうとあさこさんは7番、「満足せず高みを目指す神秘な人」。なるほど!!
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