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特集 健康的にダイエット!

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旬の食材を食べ、ほどよく体を動かす、そんな理想的なダイエットをしてみませんか? 今回は、体と季節と食べ物の関係について、そして旬の野菜レシピを料理家の本多ゆかさんに寄稿していただきました。さらにアスリートが伝授するダイエット法とタバタ式トレーニングのご紹介。ジュースクレンズのジュースボックスにも行ってきました。
取材・文:越宮照代、山添史、山本夕紀、藤原佑衣 写真:越宮照代、藤原佑衣、山本夕紀

 

 

アスリートが伝授するダイエット

無理せず楽しみながら

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三浦貴大さん

「ダイエットは我慢との戦い」なんて言葉をよく聞くが、果たして本当にそうなのだろうか。今回インタビューに応じてくれた三浦貴大さん(26)は、2015年10月に紀伊國屋書店シアトル支店の店長として赴任して以来、3カ月で83kgから73kgの10kgの減量に成功。せっかくシアトルという健康志向の強い土地に住んだのだからと、ダイエットに挑戦した成果だそうで、現在も継続中。「大変ではないですか?」と尋ねたところ、「いいえ。無理をせずにいろいろな方法を取り入れてやっているので飽きることなく、楽しみながらできています!」と、元気いっぱいの返事。

大学時代にプロから教わった筋肉トレーニングと栄養管理

一番に大切にしているのは体を動かすという、ダイエットの基本だ。大学時代はラグビーに打ち込み、バリバリのスポーツマンだった三浦さん。現在は「自宅のアパートに併設されたスポーツジムで1日1時間程度筋肉トレーニングをしています」とのこと。毎日1時間のトレーニングは厳しそうだが「僕は体を動かすのが好きなので、苦にはなりません。でも運動が苦手な人は無理をせずに」と、日常生活で取り入れられる運動をしたらいいのではないかと提案する。
いい筋肉をつけて脂肪を減らすために、栄養管理にも気を使っており、「1日に両手いっぱいに乗る量の野菜を食べます」。手の大きさはその人の体の大きさにほぼ比例しているので、野菜を摂取する量もちょうどいいくらいになるそうだ。「肉は基本、鶏肉しか食べません。その中でも脂質の少ない胸肉がメインです」。牛、豚は脂質が多く、ダイエットには向かないので自ら購入して食べることはほとんどない。しかし付き合い等で外食する時には、「飲んだり食べたりするのを無理にやめることはしません。アルコールは自宅では飲みませんが、飲み会には行くし、そういう時は皆と一緒の食事をしています」と、社交や交友を犠牲にすることなく実行しているのも、長続きの秘訣かも。

週1ラマダン。
口にいれるのは炭酸水のみ

「週に一度、断食をしています。ぼくはこれを週1ラマダンと呼んでいます(笑)」、と興味深いワードが。週に1日だけ何も食べない日を設け、その日は、口に入れるのは炭酸水だけ。炭酸が胃を刺激して満腹感が得られるので続けやすいそうだ。断食した次の日の朝は「体が軽く、頭も冴えてすっきりした感じ」だとか。でも「我慢できないときは無理をせずに少し食べてもいいと思います。アメリカでは、今流行りのチアシード入りの飲み物など、ダイエット向きの食品がスーパーで手軽に手に入るので、そういうものを取り入れるといいんじゃないでしょうか」

さまざまな方法を取り入れて飽きないように工夫

食べる順番ダイエットを耳にしたことがある方も多いと思うが、さすが三浦さん、すでに実行中。三浦式はフルーツを最初に食べる方法。「フルーツを食べると血糖値が上がったり、太ったりすると言われていますが、これは間違い。食べ方が重要なんですよ。フルーツには食物繊維が多く含まれているので、食前に食べると血糖値の上昇を緩やかにします。それにフルーツのビタミン、ミネラルには新陳代謝を促進する効果があります」。反対に、食後にフルーツを食べると、すでに血糖値の上昇が始まっているため、カロリーが加算されるのみになってしまうそうだ。

三浦貴大さんビフォーアフター

「あっ、これはとても重要なことで」と思い出したように三浦さん。「毎朝、体重計に乗ってください。体重を意識することによって日々の食事の増減をコントロールしやすくなります」。そして最後に、「何度も言うようですが、無理をせずに楽しむと継続できます。ひとつの方法に飽きたら違う方法も試してみて、自分に合ったダイエットを探してください」とフレキシブルなやり方をすすめてくれた。くじけやすい私でも続けられるかも、と希望が見えた。