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アメリカで過ごすハロウィン

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アメリカで過ごすハロウィン

シアトルで留学をはじめて約半年、ついにあの季節がやってきた。そう、ハロウィンだ。日本でも仮装を楽しむ人はたくさんいるが、アメリカには他にも楽しめる事がいくつかある。ハロウィン当日の約2週間前から、多くの家の玄関や庭にカボチャや骸骨、お墓などのデコレーションが並ぶ。日本では見たことがない光景に心が弾んだが、夜になるといつもの道なのにまるでお化け屋敷に迷い込んだかのようで、家に帰るのが怖くて仕方なかった。

ハロウィンの2日前から、私はパンプキン・カービングに初挑戦し、仮装してナイトクラブに行き、お化け屋敷にも行き、ホームステイ先にやってくるトリックオアトリーターにお菓子を渡しと、アメリカのハロウィンを満喫した。アメリカで見た仮装は日本の控えめなものとは違い、ブーブークッションや、全身にアルミホイルを巻いたレフトオーバー、手作りの恐竜に乗る少年など、創造力が高い個性豊かなものが多く、「そんなアイデアどうやったら思いつくのだろう」と感心した。

人生で初めてのトリックオアトリーターへのお菓子渡しも経験したが、可愛い仮装に身を包んだ子ども達はお菓子にしか興味がなく、手にした瞬間目の前から去っていった。中には大きな袋を持った大人のような大きな子どももいたので、見た目が幼い私ならトリックオアトリーターになってお菓子をもらえたと思う。

日本ではハロウィンの伝統がないため若い世代が仮装だけを楽しんでいるが、アメリカでは子どもから大人までが一緒になって、色々なハロウィンのイベントを楽しんでいた。今年のハロウィンはとても新鮮で忘れられない思い出になった。
(かの/シアトル)

 

ブラックフライデー体験

昨年、アメリカに来て初めてのサンクスギビングを迎えた。家族が遠くにいるため帰省しなかった友人たちと一緒にブラックフライデーの買い物に出掛けた。フライデーと名が付いているものだからてっきり金曜日に始まるのかと思ったら、木曜日の夜から始まるという。事前にウォルマートなどの大手量販店のセール価格を一通り調べ上げ、皆と相談した結果、ウォルマートの他、ショッピングモールなど計4カ所を回るツアーを計画した。

うきうきしながら各々がショッピングリストを作る中、僕の目当ての品は定価299ドルが169ドルに値引きされるという16GBのiPadmini。夜になって出掛けてみると、道路は渋滞し駐車場はどこも満車状態。日常とは異なる様子に気持ちが高揚した。ウォルマートに到着し、人混みを掻き分けて進むと、目当ての品はまだ売り切れておらず一安心。全員が無事希望のアイテムを手にすると、また次の目的地へ車を走らせる。

結局、僕たちのショッピングツアーは夜中の1時まで続いたのだが、人混みは少なくなるどころか一層の盛り上がりを見せていた。聞くところによると、一部のショッピングモールは夜通しでオープンしていたとのこと。ここぞとばかりにトランクいっぱいに買い占めて、非日常的で幸せな一日を過ごすことができた。友人につられて僕もついつい財布の紐が緩んでお金を使い過ぎてしまったのだが、また参加したいと感じたアメリカらしい一大イベントだった。
(K少年/シアトル)