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TOEFLホーム・エディション体験〜スタッフこぼれ話

パンデミックを機に、2020年4月より自宅のパソコンで試験が受けられるホーム・エディションのサービスを開始したTOEFL iBT。最大の特長は週に4回、24時間実施されていることだ。また、使い慣れた自分のパソコンを使用できるので、ありがたく感じる人は少なくないだろう。

試験時間はおよそ3時間。開始30分前にはログインし、準備を整えておく必要がある。ウェブサイトでは、パソコンの設定方法からメモを取るための道具まで、動画で細かく案内されている。試験当日に必要なものは、

①マイク、スピーカー、カメラ、アップデートされたブラウザの入ったデスクトップまたはノートパソコン

②身分証明としてのパスポート

③ビデオ越しの試験官(プロクター)に部屋を確認してもらうための手鏡またはスマートフォン

④メモ用のA3からA4までの卓上ホワイトボード、または透明なシートプロテクターに入れた紙と消せるマーカー

とある。規定と要件の詳細はウェブサイト(www.ets.org/toefl/test-takers)を直接確認して欲しい。

試験中はカメラを通して試験官が常に監視をしている。開始前には、試験官による遠隔操作でチャット機能とマイク、カメラの確認が行われる。なお、受験者側からは試験官の顔を見ることはない。

いよいよ試験開始。内容や順番は会場で行われるものと変わりはない。リスニング・セクションのあとには10分間の休憩もあり、パソコン画面から離れてお手洗いを利用したり、飲み物、軽食を取ったりすることも可能だ。

ただ、私が不満を感じたのは、試験中にもかかわらず試験官が話しかけてきたこと! カメラの接続が遮断されて見えなくなったため遠隔操作をさせてくれと言うが、なんと同じことが2回も。正味5分程度とはいえ、集中力は途切れるし、その間は試験画面を見ることも回答することもままならない。完全に相手都合のタイムロスに、「それはないでしょ〜」という感じ。勉強不足で結果が優れなかったのは100%自分の責任として(汗)、これは絶対に改善すべきだ。

試験を受ける部屋の中の物を移動させないといけないなど、環境作りにもかなり気を使うし、いろいろな意味で敗北を感じた。次は会場で受けよ……。

※2021年10月30日時点での情報です。

2018年からシアトル在住。運動オンチのインドア派に思われがちだが、屋内にこもっているのが大の苦手。犬とお酒と音楽が友だち。愛犬との散歩で、東京では見られない野鳥に話しかけるのが日課。