日本語通訳付き!
完全カスタマイズのワイン・ツアーで忘れられない思い出を
取材・文:磯野 愛
全米屈指のワイン産地であるワシントン州。州東部を中心にワイン向けのブドウ栽培が盛んなことや、気候・土壌共にワイン造りに適していることがその理由だ。ワイナリー数は2000年にはおよそ150軒だったのが、2019年ではなんと約1,000軒にも上る。
天気の良い6〜9月はワイナリーめぐりに持ってこいのシーズン。ドナルド・テイラー・ワードさん(通称ドンさん)が主宰するテイラー・テイスティング・ツアーズは、顧客に合わせた完全オーダーメイドのワイン・ツアーが評判で、トリップアドバイザーのレビューでも五つ星を獲得するほど。数あるツアーの中でも人気なのは、シアトルやベルビューから車で30分弱の距離にあり、今や135軒以上のワイナリーが集まるウッディンビルのワイナリーをめぐるツアーだ。このほか、スノコルミー滝を訪れるワイン・ツ アーや、アートや音楽などを組み合わせたワイン・ツアー、シアトル市内のアーバン・ワイナリーをめぐるツアー、女性醸造家のワイナリーをめぐるツアーなど、趣向を凝らしたコースを多数用意している。
圧倒的なワインの知識をもつドンさんはソムリエ とフレンチ・ワイン・スカラーの資格を持ち、事前に嗜好や好みの品種の聞き取りを行ったうえで、その日の 顧客に合ったワイナリーを選定して案内してくれる。 その紳士的なおもてなしと人柄には多くのファンが 付く。また、ホテルや自宅までの送迎やワイナリー間の移動もお任せなので、車の心配も不要。心おきなくワインを満喫できること間違いなしだ。
ツアーは午前10時から午後7時くらいまでと時間はたっぷり。コースに合わせてシアトル周辺にある約4カ所のワイナリーを訪問する。さらにうれしいことに、このツアーには日本語通訳も付く。通訳を担当するのは、ワイン・エキスパートや利き酒師の資格があるウインストン香織さん。これで、専門的なワイン用語が出てきても問題なし!ツアー代金は2名で600ドルから。ウエディングやハネムーン、節目となる結婚記念日、日本からゲストが来た際などに利用すれば、大切な思い出となるはず。最大15名まで受け付けているので、企業の周年社員旅行や祝賀イベントなどにも利用できそう。ウイスキー・テイスティング・ツアーも行っている。
お次は「ロケ地巡礼&滝が魅力のローカル・タウン、ノースベンドへ行こう」!
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