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52歳の男性の話52歳の男性の話

52歳の男性の話をしよう。職業は農作物を運ぶトラックドライバー。今は、騒音の中で作業をする時は、聴力保護のためにヘッドホンなどを装着することが義務付けられているが、一昔前までは騒音と難聴の関係は理解されておらず、政府による規制や指導などはなかった。その結果、窓を全開にして農作物を積み込んだり、トラックを運転しているうちに、彼の聴力はこの30年間でどんどん落ちてしまった。補聴器は必需品となり、もう10年以上使っている。今使っている補聴器は小さくて扱いが楽でよく聞こえるそうで、最近ではテレビの前に座ったまま寝てしまうこともしばしば。「入浴時以外は補聴器を付けたままだ」と、大きな声で陽気に話す。難聴になると大声が地声になる人が多い。今の彼のチャレンジは、話し声をもう少し小さくして、お孫さんから「うるさい」と言われないようにすることだとか。「今の声どう?」と意見を私に求めてくる。「もう少し小さいと完璧」と、嬉しい悩みを一緒に解決中。

[耳にいい話]