シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。
🏋️夏休みまでの脂肪燃焼プラン🏃
気候が暖かくなり、夏が近づいてきました。ダイエットは順調に進んでいますか?あとひと押しと言う人もいれば、時間がなくて出来ていないという人もいると思います。今日は夏休みまでに、より効率よく脂肪を燃焼していくエクササイズ・プランを紹介します。
脂肪燃焼のためのエクササイズで有名なのは有酸素運動、筋トレ、そしてサーキット・トレーニングです。サーキット・トレーニングは有酸素運動と筋トレの掛け合わせです。内容としてはエクササイズを3つ以上用意してそれぞれを10~15回行います。一つのエクササイズを終わらせたらすぐに次のエクササイズに移ります。最後のエクササイズが終わったら2~3分休憩して次のセットに進みます。3~5セット行うのが理想です。
サーキット・トレーニングは週2、3回、それ以外の日は有酸素運動を行うようにします。おすすめの有酸素運動はストレスを溜めないウォーキングです。30~45分を目安に行いましょう。
この2つのエクササイズの目的は体に効率よくエネルギーを使わせるという事です。サーキット・トレーニングは脂肪を使うのですが糖質も使います。糖質を使うエクササイズは疲労が溜まりやすく頻繁にはできないので、オフの日に脂肪を使いやすいウォーキングを行います。ウォーキングはサーキット・トレーニングによる疲労の回復にも役立ちます。さらに、筋肉痛の回復も促進するのでおすすめです。
脂肪燃焼には食習慣の改善も必要です。インスリンの分泌を抑えるために、糖質を下げ、食べる頻度もコントロールしましょう。理想としては1日3食のみで間食を避けます。空腹が気になる方は一食に食べる量を少し増やし、野菜・肉・魚などを中心に食べるよう心掛けましょう。
サーキット・トレーニングに選ぶエクササイズは、可能な限り多くの筋肉を使うエクササイズが理想です。また、各エクササイズの回数が多いので負荷は軽めに行います。自重トレーニングのみでも問題ありません。今回紹介する3つのエクササイズはどれも、体全体を使います。どのエクササイズも慌てずゆっくりと行いましょう。ルールはエクササイズ1が終わったら20秒ほど休憩をしてエクササイズ2を行います。エクササイズ3が終わったら2、3分ほど休憩しましょう。休憩後、残り2、3セットを同じように行います。
今月のトレーニング
STEP 1 スラスター
10〜15回
スラスターはスクワットとショルダー・プレスの混合エクササイズです。ダンベルを肩の位置に持ちスクワットをします。スクワットから立ち上がると同時にダンベルを頭上へ持ち上げます。スクワットは可能な限り腰を落としましょう。ショルダー・プレスはしっかりと肘を伸ばします。ダンベルがない場合はウォーターボトルや缶詰などで代用できます。
STEP 2 腕立て伏せ
10〜15回
上半身の定番エクササイズです。うつ伏せの状態で手は胸よりも若干広めにつき、足を真っすぐにします。この状態から腕立てを行いましょう。上の部分ではしっかり腕を伸ばしましょう。腕立てがキツイという方は、ダイニングテーブルや壁などを使っても問題ありません。
STEP 3 タック&ツイスト
10〜15回
体幹エクササイズです。腕立て伏せの状態から右膝を左腕に、左膝を右腕に、交互に引き寄せます。腕立て伏せの姿勢が難しい場合はダイニングテーブルや壁などに手をついて行ってください。
※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。
写真クレジット:Kota Shimada
※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。
Mastering Body Institute
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