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胃腸の環境で免疫力が変わる

シアトル地域レドモンドを拠点に活躍するプライベート・トレーナーの島田耕太さんが、自宅でできるトレーニング法を解説します。

美ボディーをつくるトレーニング

胃腸の環境で免疫力が変わる

コロナ禍での生活が半年以上続いています。以前、インスリン抵抗が免疫力低下につながると書きましたが、今回は胃腸と免疫力の関係について紹介したいと思います。

胃腸には消化作業以外にも大事な役割があり、免疫力もそのひとつです。免疫力の7割くらいが胃腸から来ていると言われています。これは、胃腸内の細胞が免疫力の働きに大いに関わっているということ。胃腸では食べ物のみならず、ガン細胞、ウイルスなどの病原菌も通過します。健康な胃腸の場合、不要な物は廃棄される一方で、体に必要な物は胃腸の壁をすり抜けて体内に吸収されます。ただし、胃腸の健康状態が低下すると、不要な物も体内に吸収されやすくなってしまいます。その結果、風邪、アレルギー、ガン、認知症、肥満などの症状を引き起こすのです。もちろん、新型コロナウイルス感染症にも関係してきます。

健康な人も新型コロナで亡くなっているというニュースを見聞きますが、本当に健康だったのかどうかは疑問です。たとえば、日常的に運動している方で見た目が健康的でも、体内では胃腸のバランスが狂い、免疫力が低下して病気にかかりやすいのかもしれない。つまり、免疫力の低下というのは、胃腸から不要な物が体内に浸透しやすい状態のことです。

薬も体にとっては異物です。薬が消化器官に負担となり、下痢などの副作用が出ることがあります。胃腸から体内へ薬の有効成分の浸透を高めるために免疫力を低下させているのであれば理解できますが、これは病気にかかりやすい環境を作っているのと同じです。また、肥満、糖尿病などのメタボ体質の方も、ホルモンバランスの乱れで胃腸環境が悪化し、免疫力に悪影響を及ぼしていると考えるべきでしょう。ちなみに、サプリメントは薬には入りません。栄養補助剤などは指示された用法で摂取しましょう。

米疫病対策センター(CDC)の最近の研究発表によれば、メタボリック症候群またはその傾向にある場合、ワクチンが有効ではない可能性があるとのことです。これは、すでに免疫力が低下した状態でワクチンを使っても、胃腸はウイルス受け入れ状態にあるということでしょう。抗体検査も同じです。抗体ができている結果が出たとしても、食生活、睡眠、運動習慣が乱れていれば意味がありません。

では、どうしたら胃腸を健康にし、免疫力を高め、ワクチンや抗体の効果を最大限に生かせるのでしょうか。右の3つのステップを参考に、実践してみてください。

今月のトレーニング

STEP 1
食生活

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まずは、食生活です。野菜、豆類、魚介類、肉類など自然食材を中心に食べ、栄養価が低くカロリーの高い加工食品、菓子類、ジュース、ソーダ、アルコール類などは胃腸に負担をかけやすいので、なるべく避けましょう。また、水分補給も胃腸の掃除には重要な役割を担っています。家の大掃除同様、人間の体内をきれいにするには多くの水が必要。最低でも1日2リットルは水を飲むようにしましょう。コーヒーやエナジードリンクなどカフェインを多く含むものは、水分を体外に出す作用があるので1日1杯ほどに抑えてください。高血圧などの理由で塩分を控えている方でも、水分維持やホルモンバランスのためには塩分が不可欠。シーソルト、ピンクソルト、ケルティックソルトはミネラルが豊富で、野菜などの味付けに活用できます。

STEP 2
睡眠

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次に睡眠です。睡眠障害は現在では多くの方に見られますが、ほとんどの場合はストレスと悪習慣によるものです。睡眠薬やアルコールなどは睡眠のサポートとはならず、睡眠の質を低下させます。また、「カフェインを飲んでも寝れるから」と言って、夜にコーヒーを飲む方も注意が必要です。睡眠で重要なことは習慣付けです。寝る時間、起きる時間を決めて、そのルーティンに従いましょう。子どもに言い聞かせるのと同じことです。ぜひ大人もできるようにしたいものですね。また、部屋の温度を下げることも安眠につながります。華氏65度、摂氏18度くらいの室温が理想です。

STEP 3
運動

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最後に運動です。週に3回、1日45分ほどの負荷をかけた運動は、見た目の筋肉のみならず、心肺機能や胃腸の働きなどを活性化させます。負荷と言っても特別な道具を用意する必要はなく、自分の体重を使っての腕立て、スクワット、腹筋などで十分です。また、ハイキングやウォーキングでも上り下りのあるコースがおすすめ。最初のうちは往復で1、2マイルくらいを目安に始めるのもいいですね。手洗い、マスク、社会的距離も大事ですが、体の健康改善が今まで以上に必要になってきます。同時にシェイプアップ効果も期待できるので、毎日少しずつ改善していきましょう。

※健康上の不安がある場合は、必ず医師に相談のうえ行うようにしてください。

※同記事は、インディアナ州立大学でエクササイズ・サイエンス修士を取得し、フィットネスおよび栄養コーチングの指導を行う島田耕太さんが、資料や経験を元に執筆したものです。

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