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耳穴が小さい男の子

小学生の男の子の話をしよう。

小学校で聴力検査をした時のこと。まず耳の中を覗いて鼓膜を確認するのだが、1人の男の子は右耳を覗くと鼓膜が見えない。「そんなはずは」と、小さい耳の中を隅々まで探す。そのうち、肌色に見えた前方の壁が、実は耳垢なのだと気付いた。通常耳垢は光が当たると黒ずんで見えるのだが、なぜか明るい色に映った。左耳も同じ状態だ。道理で、その子は話しかけてもむすっとして、はっきりとした返事をしてくれないはずだ。恥ずかしがりやなのかと思ったら、よく聞こえていなかったのだ。 鼓膜検査をすると、耳穴が平均より小さく、鼓膜がまったく動いていないことが分かった。聴力検査の結果は、かなりの難聴だ。早速、担任の先生に事情を説明し、前の席に移動するように指導した。その子の両親へ宛てた手紙では、すぐに主治医に行って耳垢を除去する必要があると伝えた。2週間後、同じ学校でその子を再検査。今度は真珠色の鼓膜が見える。聴力は正常。耳垢、恐るべし! 彼は、部屋に入ってきた時と出て行く時に、にこっと笑顔を見せてくれた。聞こえるって、素晴らしいね。

[耳にいい話]