リモートワークに必要な環境を整備しよう

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企業のIT入門

第1回 リモートワークに必要な環境を整備しよう

SSL-VPNで社内ネットワークにアクセス

新型コロナウイルスの世界的な流行を受け、在宅勤務によるリモートワークを新規導入する企業が増えていることは周知の事実です。シアトル／ベルビュー地域を中心にITサービスを提供する当社でも、多くの企業にSSL-VPN環境を整備しました。

SSL-VPNとは、セキュア・ソケット・レイヤー仮想プライベート・ネットワークの略です。これを使用し、リモート・ユーザーが自宅からウェブ・アプリケーション、クライアント／サーバー・アプリ、内部ネットワーク・リソース、オフィスの共有ネットワーク・フォルダにアクセスできるようにします。リモート・ユーザーから安全な着信ネットワーク接続を受信するために、オフィスにSSL-VPN対応ルーターまたはコンセント・レーターを導入する必要があります。

リモート・デスクトップで遠隔操作

リモートで作業するもうひとつの一般的な方法はリモート・デスクトップです。これは、会社のパソコンと自宅のパソコンの両方に、リモート・デスクトップのためのソフトウェアをインストールし、会社で使うパソコンをオフィスから持ち出すことなく、自宅のパソコンからネットワーク接続を介して会社のパソコンにアクセスして、保存されている財務データや会計データなどの機密情報を閲覧、作業することができます。

リモート・デスクトップのためのソフトウェアは、AnyDesk（https://anydesk.com/ja）、TimeViewer（www.teamviewer.com）などを利用します。代金は、無料のものと、会社がライセンスを購入するものがあります。希望する場合は会社の方針・規約もありますので、事前に確認するようにしましょう。

日本人とリモートワーク

日本ではテレワークと呼ばれる在宅勤務。日本人はなじめないと思われたこの働き方が、コロナ禍の影響で推進せざるを得ない状況に変わり、 Zoom会議も当たり前に。さまざまな葛藤、問題もあるとはいえ、米国の大企業などが年内継続を発表し、ITはなかなか……とは言っていられない事態となりました。リモートワークに悩みを抱える方は、IT業者のサポートを受けることも検討してみてはいかがでしょうか。